since 2007.03 多摩地区の産科・婦人科医療に貢献する日本医科大学多摩永山病院女性診療科医局のホームページ
「周産期看護マニュアル よくわかるリスクサインと病態生理」 (中井章人著,東京医学社)より (全体の目次はこちら)
受精卵が子宮頸管部に着床したもので、子宮内の異所性妊娠である。頸管部は子宮体部と異なり、妊娠の進行に伴い増大せず胎児を育てることができない。また、頸管には子宮動脈が直接流入しており、流産徴候が出現すると予期せぬ大量出血に遭遇する。難治性で、ときに妊孕性の温存が難しい重篤な疾患である。卵管の通過性に問題はないが、着床が妨げられる炎症、萎縮、発育不全、頻回の人工妊娠中絶などの子宮内膜異常が原因と考えられる。