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一般の皆さまへ

「一般の皆様へ」のページ設置について


当研究室においては、様々な医学の基礎研究を進めています。研究が本当の意味で社会に役に立つためには、しっかりとした基礎が必要です。研究成果を実用化しようと思っても、基礎がしっかりしていないと、実際には役にたつことができませんし、あとで弊害が生じることにもなりかねません。しっかりとした基礎研究を進めるというのが当研究室の基本的な考えです。
 同時に「科学は実用されて光輝く」という言葉に示されるように、研究成果は実用されることも大切です。「象牙の塔」にこもってばかりはいられません。
 当研究室では、「水素分子の生体への効果」についての研究を2005年より開始しました。この研究成果は大きな社会的反響をよぶことになりました。また、私たちの研究を悪用する人たちも現れました。そこで、当研究室の立場、水素に関する正確な知識を一般の方にも広く知っていただく必要が生じました。インターネット上に公表することが、一番有効であるとの助言を各方面からいただきましたので「一般の皆さまへ」という項目をホームページに設置することにしました。

 



・・・目次・・・

         「科学は実用されて光り輝く」産学連携活動
         「怪しい天然水素水」とは無関係です。
         ペットボトルいり「水素水」「活性水素水」は無関係です。
         水素はアルミニウムパウチで保存できます。
         当研究室の研究対象は、分子状水素、水素分子、水素ガス(H2)です。
              マイナス水素イオン、活性水素、プラズマ水素、水素吸蔵サンゴ、水素吸蔵ゼオライトとは
              
無関係です
         水素は危険ではありませんが、過度に多すぎると爆発の危険があります
         水素は食品として認可されています。
         水素の研究は正統的な科学のプロセスをもって進められています。
         水素は生体内で反応します。
         水素が遺伝子制御するメカニズムが解明されました。
         水素の臨床研究が進められています。
              ・・・・・・・・・・・・・・・・ 
   
「科学は実用されて光り輝く」産学連携活動


日本医科大学
大学院
医学研究科
加齢科学系専攻
細胞生物学分野

     (先端医学研究所      細胞生物学部門)

Fax: 044-733-9268


本ページに記載の記事・写真・カットの転載を禁じます。すべての著作権は生化学部門に帰属します。

(C)Copyright 2001, Dept. of Biochem. and Cell Biol.

最終更新日
15.04.10


科学の実用化は、大学の研究者集団だけの力では実現できません。本学は、「日本医科大学のこれまでの実績を踏まえて国、地方公共団体、産業界等との交流をさらに深め、研究成果の普及を通じて社会に貢献することを重要な使命と位置づけ、大学の特徴を十分に生かした産官学連携活動に積極的に取り組む・・・」と産学連携ポリシーで謳っています。
 当研究室も産学連携に積極的に取り組ます。


週刊新潮(株式会社新潮社発行)の2008年10月2日号(9月25日発売)に『「怪しい天然水素水」バナの株主に「チェ・ジウ」』という見出しの記事が掲載されました。バナ社の商品が私と何らかの関係があるように宣伝しているとの情報がありますが、当研究室と、バナ社およびその製品とは、研究内容も含め何ら関係がありません。
 なお、2008年2月8日には、「私は貴社とは無関係であり、無断で私の名前や写真・動画を用いないように申し入れます」という警告書を内容証明郵便にてバナ株式会社へ教授名で郵送しております(2008年9月25日 文責・太田成男)。

 


  水素(H2)は基本的にペットボトルから抜け出てしまいます。実際、今まで「水素水」や「活性水素水」と称するペットボトル入の商品の水素濃度を測定してきましたが、どれも有意な水素濃度を示した商品はありません。

水素はアルミニウムパウチで保存できます。


  水素はプラスチックなどほとんどの素材を通過してしまいますが、アルミニウムは通過できません。アルミパウチではアルミニウム膜をプラスチック膜で覆っていますので、水が直接アルミニウムに触れないようにしてあります。安全・安心です。

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当研究室の研究対象は、分子状水素、水素分子、水素ガス(H2)です。
 マイナス水素イオン、活性水素、プラズマ水素、水素吸蔵サンゴ、水素吸蔵ゼオライトとは無関係です。

  水素の名がつく、商品が売られています。マイナス水素イオン(あるいはヒドリドイオン)や活性水素(あるいは原子状水素)は、生物が存在しえない特殊な状況下では存在することもありますが、生体内では存在しえないものです。生体内で存在しえない物質があたかも生体内で機能しているように謳っている商品とは当研究室は無関係です。
 また、水素吸蔵サンゴ、水素吸蔵ゼオライトが「水素サプリ」として販売されていますが、ほとんど水素(H2)は発生しません。
 水素サプリと称して販売されているもので、ちゃんと水素が発生するのは、原料表記で「精製岩塩」と表記されています。

水素は危険ではありませんが、過度に多すぎると爆発の危険があります。 


 水素分子(H2)は空気中でも4%以下の濃度では、火を近づけても燃えません。また、爆発もしません。   
 水素分子は、通常の温度ではプラチナ金属や銅金属のような触媒なしには、酸素と反応して水になることはありません。したがって、水素分子を体内に取り入れても、酸欠(酸素不足)になることはありません。  
 しかし、4%以上になると爆発の危険があるので、過度に水素を発生させるのは危険です。多ければ多いほどいいというわけではありません。「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

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   水素分子を食品(飲料)として体内に取り入れることに関しては、水素分子(H2)は、既存添加物番号192として食品として使う事が厚生労働省から認めら、現在は、既存添加物168番です。(既存添加物とは、1995年の食品衛生法及び栄養改善法の一部を改正する法律(平成7年法律第101号)附則第2条第4項で規定される既存添加物名簿に収録された食品添加物のことで、1996年、既存添加物名簿の告示が行われました(平成8年4月16日厚生省告示第120号))。
 既存添加物の安全性評価に関する調査研究は、平成8年、11年、15年、16年、19年と5回にわたり続けられ、安全性に問題があると認められた物質は名簿から順次削除されています。水素分子は、度重なる安全性の調査研究によって、安全性が厚生労働省から認められていると言えます。192番から168番になったということは、この間に24品目が脱落したことを意味しています。
 なお、米国のFDAでも水素はGRASとして、食品としての安全性が認可されています。
 当研究室の動物実験でも水素による副作用は認められません。

 

水素の研究は正統的な科学のプロセスをもって進められています。


 水素の研究をニセ科学と考えている人がいるようですが、水素研究は正統的な科学のプロセスをもって進められています。ニセ科学という人は、単に無知で、自分の想像だけで判断する人です。

 水素は生体内で反応し ます。
  水素水を飲んだときに4割は体内で何らかの反応によって消費されることが証明されています。水素分子は生体内で何らかの反応を起こしているという明確な証拠です。
 日本語のWikipediaでは、水素について以下のように記載されているので、誤解する人がいるようです。
>水素分子は常温で安定であり、フッ素以外とは反応を起こさない。しかし何かしらの外部要因があればその限りではなく、例えば光がある状態では塩素と激しい反応を起こす。<
 しかし、HydrogenについてのWikipedia英語版の記載は以下のようです。
>While H2 is not very reactive under standard conditions, it does form compounds with most elements. Hydrogen can form compounds with elements that are more electronegative, such as halogens (e.g., F, Cl, Br, I), or oxygen; in these compounds hydrogen takes on a partial positive charge.
訳:水素分子は標準的な状況では非常に活性があるというわけではないが、ほとんどの元素と確かに化合物を作る。<
 水素分子(H2)は反応性が低いのでむやみに生体反応を乱さないので副作用がないことを意味します。

 水素が遺伝子制御するメカニズムが解明されました。
 
 水素には、抗酸化作用だけでなく、炎症抑制効果、アレルギー抑制効果、細胞死抑制効果、エネルギー代謝促進効果など多様な効果を示す事が明らかにされました。これらの効果は、水素が様々な遺伝子発現を制御することによって生じることが明らかにされましたが、どのようにして遺伝子発現を制御するのかは謎として残されたままでした。
 水素は、脂質ラジカル反応に介入して、脂質メディエーターを介して遺伝子制御することを明らかにしました。ラジカル反応が生じているときだけ、水素は効果を発揮することを意味しています。以下の論文をご覧下さい。
http://www.nature.com/articles/srep18971

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 水素の臨床研究が進められています。
 現在、世界中で水素分子の生体への効果についての研究が進められています。2016年2月29日現在で約400報の英文論文が高名な国際誌に発表されています。これらの論文は、専門家の審査をへて掲載されたもので信頼性の高い論文ばかりです。
 また、人を対象とした臨床研究の論文も約20報発表されています。
 最初の論文が2007年に発表されて、8年足らずで、臨床研究がこのように進められているのは、例外的に早いスピードで研究が進められている事を意味します。
 最近の論文をまとめた論文(総説)は、以下をご覧下さい。
http://www.scirp.org/Journal/PaperInformation.aspx?PaperID=62945
 現在、水素ガスと水素ガス発生装置を医療ガス、医療器具として認可されるように進められています。