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いのちを守るための緊急輸血の取り組み

「大量輸血プロトコール(MTP)」を導入しています

日本医科大学武蔵小杉病院の救命救急センターでは、命にかかわる大出血にすばやく対応するための体制「大量輸血プロトコール(MTP)」を導入しています。
交通事故や大きなけが、出血の多い病気などでは、すぐにたくさんの血液が必要になることがあります。
そんなとき、素早くたくさんの血液を補うこと(輸血)が必要です。
とくに酸素を運ぶ赤い血の成分(赤血球)だけでなく、血を止める成分(血しょうや血小板)もバランスよく使って輸血することで、出血を早く止め、命を守ることができます。
この方法は国でも勧められており、当院では血液をいつでも使えるように準備し、必要なときはすぐに医療チームが連携して対応できる体制を整えています。

MTPは救命救急科だけでなく、病院内のさまざまな部門や職種の協力、赤十字血液センターとの連携、そして皆さんの献血で成り立っています。
今後も、患者さんの命を守るために、安全で迅速な医療を提供できるよう努めてまいります。

♦お問い合わせ
日本医科大学武蔵小杉病院 救命救急科
TEL:044-733-5181(代表)

2025年7月