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| 1.網膜新生血管抑制 |
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未熟児網膜症や増殖性糖尿病網膜症などの増殖性網膜症は失明を引き起こす重大な疾患です。これらの疾患では、網膜の血管発育の未熟性や毛細血管の閉塞により網膜に無血流領域が出現し、これらの領域に血液を供給するために新生血管が発生します。この新生血管は病的な血管であり、脆弱で破綻しやすいため血液成分の血管外への漏出や出血を起こすことにより網膜を傷害し、視力に悪影響を及ぼします。
最近、VEGFが網膜新生血管発生の主要な促進因子として注目されており、これを制御する実験や、様々な血管新生抑制因子による血管新生抑制実験が行われています。我々も、未熟児網膜症マウスモデルに、血管新生抑制に作用すると考えられる新たな薬物を用いて血管新生抑制の治療法の開発研究を行っています。 |
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| 2.脈絡膜新生血管抑制 |
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加齢黄斑変性 (Age-related Macular Degeneration;AMD) の患者数は増加傾向にあり、中途失明原因の上位にランクされています。治療法としては近年『光線力学的療法(PDT)』が開始され、注目を集めています。PDTの目標としては脈絡新生血管を選択的に退縮させることにより、視力維持を計りますが、さらに視力を維持させるための研究を続けております。
新生血管は脈絡膜から発生するため、これまでは脈絡膜由来の血管のみが発達してくるものと考えられていました。しかしながら、最近の動物研究の成果より、約10%程度の血管は骨髄細胞由来ということが明らかになってきました。10%程度の骨髄細胞は単に自身が血管へと分化するだけでなく、周囲の細胞の分化に影響を与えている可能性があります。近年、再生医学の進歩と共に幹細胞のメカニズムが徐々に明らかになってきています。我々は骨髄由来の細胞が血管へと分化するメカニズムについての研究を行っています。 |
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