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2022年07月25日

国産初の手術支援ロボット「hinotori™(ヒノトリ)」を導入

 日本医科大学付属病院は、国産初の手術支援ロボット「hinotori™ サージカルロボットシステム」(以下、hinotori™)を導入し、2022年07月20日に第1例目のロボット支援前立腺全摘除術を無事に終了いたしました(泌尿器科部長・大学院教授 近藤幸尋)。


 hinotori™は、川崎重工業とシスメックスの共同出資にて設立されたメディカロイド (神戸市)製であり、国内で初めて開発された手術支援ロボットです。hinotori™は、術者の微細な動きを実現し、高精細な3D画像、操作性に優れたコックピット、動作状況をモニタリングするネットワークシステムを有しています。ロボット支援手術を行う際に、より精確な手技を支援するものと期待されています。現時点では、保険による手術適応は泌尿器科領域に限られていますが、今後、外科、婦人科領域などに広く応用される予定です。


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 これまでに日本医科大学付属病院では、米国製の「daVinciサージカルシステム」を用いて低侵襲術を多くの術式に応用し手術を行なってきました。今回のhinotori™の導入を受け、2種類の手術支援ロボットによる手術体制が整いました。今後さらなる低侵襲治療を追求し、患者さんに優しい外科治療を進めていきたいと考えています。