眼形成外来新設のご案内
眼形成外科とは、眼瞼(まぶた)、眼窩(眼球が入る器)、涙道(涙の鼻への通り道)など外眼部(目の周囲)の疾患を主に扱う診療科です。眼科と形成外科との境界領域ですが、その他、耳鼻咽喉科、内科(神経・内分泌)など多くの診療科と関連する病気も含まれ、専門的知識と技術を必要とする分野です。
医学全般に共通することですが、治療方針では機能の改善が整容面より優先されます。しかし、眼形成外科疾患の多くは外観と関連しておりますので、患者さまの生活の質(Quality of Life)の向上には、視機能の質(Quality of Vision)の向上のみならず、整容面への配慮(Quality of Look)も欠くことができません。
当院の眼形成外科診療は、長年、美容医療にも携わってきた形成外科医が、眼科外来にて眼科医とともに視機能に配慮しながら診察および手術をすることで機能と整容の両立を目指す、本邦でも珍しい体制で運営されています。
さらに、耳鼻咽喉科や内科と連携を取りながら、複数診療科でのチーム医療も行っておりますので、外眼部のことでお困りであれば、眼科に開設されております眼形成外来を受診してください。
主な対象疾患
眼瞼疾患(眼瞼下垂、眼瞼皮膚弛緩、眼瞼内反・外反、睫毛内反、顔面神経麻痺、兎眼)
・・・まぶたが開かない、まぶたの皮膚が垂れさがる、逆さまつげ、まぶたが閉じないなど
眼瞼の腫瘍
・・・まぶたのできもの(ほくろ、いぼ、皮膚がんなど)
眼瞼痙攣
・・・目を閉じてしまう、自由に開けられない、まばたきがリズミカルにできないなど
涙道閉塞
・・・涙目、涙がこぼれるなど
その他
・・・義眼、眼瞼・眼窩の外傷など
受付時間
火曜日 午前8:30-11:30
土曜日 午前8:30-10:00
担当医 : 村上 正洋
前形成外科部長(教授)
日本形成外科学会専門医
日本美容外科学会教育専門医