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睡眠時無呼吸症候群(SAS)診療

SASは、快適な眠りを妨げるだけでなく、生活習慣病やメタボリックシンドロームとの密接な関連が注目されています。
いびきをかく、日ごろ熟睡感を得られない、起床時に頭痛がある、少し太り気味という場合はもちろんですが、糖尿病や高血圧、心臓病などがあるけれど・・・
このような方は、実はSASが潜んでいる可能性が考えられます。

当院では、成人・小児を問わず睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療を行っております。
各分野の専門医が集まり検討を重ね、SAS自体の診療はもちろんですが、さまざまなSASの合併症についても十分な医学的検討を行い、個々の患者さまに合った、より質の高い医療を提供します。
成人の方は月曜日から土曜日まで随時(受付時間:午前8時30分~午前11時30分)、循環器内科・呼吸器内科・耳鼻咽喉科のいずれかの診療科(※)において対応させていただいております。是非、お気軽にご紹介・ご受診ください。(予約の必要はありません)
小児(中学校3年生まで)の方につきましては小児科外来をご受診ください。

診療科
成人 循環器内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科のいずれか※予約不要
小児(中学校3年生まで) 小児科※予約不要

※担当する診療科は当日の状況によりご案内させていただきますので、紹介状に診療科名の記載は必要ありません。SASによる紹介であることを明記いただくか、受診時にその旨を申告してください。

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)診療とポリソムノグラフィー(Polysomnography:PSG)検査外来のご案内

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まる(=無呼吸)病気です。SASは大きく2種類に分けられます。閉塞型SAS(OSAS)と中枢型SAS(CSAS)です。
ここでは、罹患している方の多いOSASについて解説します。

閉塞型SAS(OSAS)

気道(空気の通り道)が閉塞してしまうことが大きな要因として挙げられます。
肥満をはじめ、気道を狭くさせる原因はさまざまです。日本人は欧米人に比べ肥満の割合や程度は高くありませんが、比較的あごが小さいため気道が狭くなりやすいと考えられています。

OSAS

十分な睡眠時間をとって身体を休ませているつもりでも、無呼吸の状態では脳が起きた状態になってしまうので、質のよい睡眠をとることができません。
その結果、起床時に頭痛が生じたり、日中の眠気や倦怠感が強くなったりします。
睡眠中の「いびき」も、よくみられる症状の1つです。
また、高血圧や脳卒中などの循環器疾患や、糖尿病などの合併症を引き起こすこともあります。
しかし、睡眠中のことですのでご自身では気づきにくいのがこの病気の特徴です。

ご家族やお知り合いなどから睡眠中の「無呼吸」や「いびき」を指摘されたような場合、また下記のような症状にお心当たりがある場合は、お早めに受診されることをお勧めします。

  • 睡眠中にいびきをかく
  • 昼間の眠気が強い、熟睡感がない
  • 起床時の頭痛
  • 夜間のトイレの回数が多い
  • インポテンツ
  • 集中力や記憶力の低下

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の合併症

SAS

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状として実感できるものは、「いびき・無呼吸」などしかありませんが、「たかが睡眠中のことだから・・・」と放っておくと、高血圧・心臓病・脳卒中・糖尿病といった生活習慣病を引き起こす危険性が潜んでいます。SASを適切に治療することで、このような合併症が改善することもしばしばあります。
また、日中の眠気が原因で、交通事故などの労働災害も引き起こしかねません。
お子さんの場合は、成長不良や成績の不振や集中力の低下につながるとも考えられます。
質のよい睡眠がとれないことが原因で、気付かないうちに様々な影響を受けることに、この病気の怖さの本質があります。

どんな検査が必要?

PSG検査とSAS診断までの流れ

SAS診断

  • お近くの医療機関を受診して下さい。
  • 当院でも簡易検査を施行する事が出来ます。(循環器内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科のいずれかを受診願います。)
  • 簡易検査にて重症の睡眠時無呼吸を認めた場合はPSG検査を要しないこともあります。

問診

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断は、まず問診で自覚症状や日頃の睡眠状況を伺うことから始まります。
睡眠中や日中の気になる症状がありましたら、主治医にご相談ください。

インフォメーション

受診時のPOINT!
  • 睡眠中のことは検査で調べることができますので、日中の気になる症状を具体的に
  • お伝えください。
  • 可能であれば、ご家族やベッドパートナーにご同席いただくのもよいでしょう。
  • 日頃から飲んでいるお薬などありましたら、問診の際にお知らせください。

問診の結果、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合には、重症度や原因を判定し、治療方法を決定するための検査が必要です。
検査には、大別して2種類の方法があります。
患者さまのご自宅でも行なえる簡易的な検査と、入院してより詳細な状態をみるポリソムノグラフィー、PSG)検査の2種類です。

簡易検査

お休みになる際に、腕時計タイプの機械を装着し、一晩の検査を行ないます。簡単に装着できますので、ご自宅での検査も可能です。指と鼻にセンサーを取り付けますが、痛みはありませんのでご安心ください。
検査結果により、より詳しい検査が必要な場合は、PSG検査を行なう場合もあります。

PSG検査

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のタイプや重症度を調べる専門的な検査です。入院で行います。睡眠中の呼吸状態や脳波を詳しく解析し、その後の治療方法を検討します。簡易検査よりも取り付けるセンサー類は多くなりますが、痛みを伴うものではありません。

当院における検査(外来)

当院では成人を対象に、内科医と耳鼻科医が共同でSAS診療を行う専門外来(PSG検査外来)を設けています。ここでは診察・検査ならびにPSG検査の予約をいたします。
また、SASを総合的に診療する観点から、次のような検査を外来受診時に実施させていただきます(一部検査は、予約制となります)。

※当院PSG検査外来では、SAS以外の睡眠障害についての診療は原則として行っておりません。
1.成人
  1. Epworth Sleepiness Scale(問診票です)
  2. レントゲン:胸部、アデノイド(下顎などの計測にも使えます)
  3. 副鼻腔単純CT
  4. 心電図、心臓超音波検査
  5. 採血
2.小児
  1. レントゲン:胸部、アデノイド
  2. 採血
  3. 5歳以上:純音聴力検査、副鼻腔単純CT
    5歳未満:2方向副鼻腔単純Xp

治療法について

治療法は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因、また患者さま個々の状態に応じて選択されます。ここでは、CPAP治療・マウスピース・外科的手術・生活習慣の改善についてご紹介します。

CPAP(シーパップ)治療

睡眠中の気道閉塞を防ぐために、専用のマスクを鼻あるいは口に取り付け、機械から陽圧を送り込む治療法です。

  • 世界的にもSASの治療法として普及しています。
  • 中等症以上の方の場合は健康保険の適用となります。
  • 当院から機械をお貸し出しし、ご自宅で治療を行なうことができます。
  • 毎月1回、外来にお越し頂き、機械のご使用状態や睡眠状態を主治医とご相談いただきます。
  • 機械の使用についてのご不明点については、サポートいたしますのでご安心ください。
  • 費用:毎月約5,000円(3割負担の方)

マウスピース

主に軽症の方が適用になります。気道を広く確保するために、下顎を上顎よりも前に出るように固定します。専用のマウスピースですので、作製にあたっては専門の歯科医をご紹介いたします。
費用:約1万円(3割負担の方)

※ただしマウスピースの種類により保険が使えないものもあります。

外科的手術

無呼吸の起こる部位が明確な場合、またその部位によって適用になります。特にお子さんの場合は、手術適用の検討が必要です。
最近ではレーザー治療が行なわれる場合もありますが、全ての方に適用となる治療法ではありません。
手術の可否については、当院の耳鼻科医が専門的に検討を行います。

生活習慣病の改善

  • 肥満の方は、減量のために適度な運動を心がけましょう。食事も腹八分目が大切です。
  • 寝酒はやめましょう。お酒は筋肉を弛緩させ、気道の閉塞をさらに悪化させる可能性があります。
  • 睡眠薬の中には、筋肉の緊張を緩める作用があるものもあります。服用にあたっては主治医にご相談ください。

PSG検査を受けられる方へ

事前にPSG検査外来を受診して頂き、予約をお取りいただきます。

検査の前に

  • 検査は午後8時ごろに始まります。当日午後6時までに病院受付「時間外窓口」にお越しください。
  • 夕食や入浴は済ませてからお越しください。検査当日は、アルコール摂取・睡眠薬の服用はお控えいただきますようお願いいたします。
  • お子さんの場合は、付き添いをしていただくことも可能です。外来でご相談ください。
  • 当院では平日に検査を受けられない方のために、土曜日夜の検査も可能です。

当日の持ち物

洗面用具、スリッパ・サンダルなどの履物、上下別のパジャマ等の衣類をご持参ください。

時間 内容 備考
午後6時 ご来院・ご説明 検査についてのご不明点などございましたらスタッフにお問合せください。
午後8時 PSG検査 検査中は定期的にスタッフが見回りにうかがいます。
午前6時 PSG検査終了 後日検査結果のご説明をいたします。お伝えした来院日にお越しください。

PSG検査外来受診のご案内

2013年5月より、成人を対象にPSG検査外来を開設します。

診療時間 隔週(毎月第2・第4)木曜日:午後2時~午後4時
※完全予約制
※小児は小児科にご相談ください。
予約方法 初診予約はFAXにて承ります。
専用の初診予約申込書ダウンロード (58KB:PDF)して送信して下さい。
※紹介状をお持ちでない方の返信には数日かかることをご了承ください。なお、FAXの内容によっては通常の外来受診をお願いする場合もございます。
備考

受診には簡易検査の結果が必要です。

紹介医のある方は、初診時に簡易検査の結果と紹介状をお持ちください。紹介状がない場合でも、簡易検査の結果をお持ちください。


PSG検査外来受診のご案内

2013年5月より、成人を対象にPSG検査外来を開設します。

診療時間 隔週(毎月第2・第4)木曜日:午後2時~午後4時
※完全予約制
※小児は小児科にご相談ください。
予約方法 初診予約はFAXにて承ります。
専用の初診予約申込書ダウンロード (58KB:PDF)して送信して下さい。
※紹介状をお持ちでない方の返信には数日かかることをご了承ください。なお、FAXの内容によっては通常の外来受診をお願いする場合もございます。
備考

受診には簡易検査の結果が必要です。

紹介医のある方は、初診時に簡易検査の結果と紹介状をお持ちください。紹介状がない場合でも、簡易検査の結果をお持ちください。


お問い合わせ

お問い合わせ先・時間
日本医科大学武蔵小杉病院

〒211-8533 神奈川県川崎市中原区小杉町1-396
TEL: 044-733-5181(代表)

紹介状をお持ちの方
TEL: 044-396-8079(直通)FAX:044-711-8713
(平日:午後1時00分〜午後4時00分)(土曜:午後1時00分~午後3時00分)

※祝祭日、年末年始(12月30日〜1月4日)・創立記念日(4月15日)を除く。

※緊急時を除くお問い合わせ等は上記の時間内にしていただきますようご協力をお願いいたします。