トピックス

よくわかる最新医学「COPDの最新治療:慢性閉塞性肺疾患 タバコの生活習慣病」

【著者】
木田厚端 日本医科大学特任教授

【出版】
主婦の友社

【目次】
第1章 呼吸器の構造と働き
第2章 COPDとはどんな病気か
第3章 COPDの症状は?
第4章 検査を受ける
第5章 どのように治療を進めるか
第6章 日常生活の工夫

わが国では急速な人口の高齢化が進んでいます。特に団塊の世代では、がん、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、脳血管障害(脳梗塞や脳出血)、糖尿病などの生活習慣病の割合が増加しています。これらの病気は互いに重なって起こることが多く、その結果、生活習慣病が国民医療費に占める割合を押し上げています。
国はこれらの病気の種類の変化に対応し、すべての人が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするため、平成12年(2000年)に生活習慣病やその原因となる生活習慣の改善となるような目標を決めました。さらに、平成24年(2012年)には、新たな国民健康づくり運動として「21世紀における国民健康づくり運動」「健康日本21(第2次)」が決められ、この中にCOPDが新しく加えられました。この病気が生活習慣病としてさらに増え続けることが強く懸念されるためです。COPDは、医療従事者の中でも必ずしも理解が十分ではありません。WHO(世界保健機関)はCOPDを「予防でき、治療できる病気」と位置づけ啓発運動を進めることを提言しています。
COPDは、慢性閉塞性肺疾患のことで、以前、肺気腫や慢性気管支炎と呼ばれていた病気などが含まれます。長年の喫煙が主な原因ですが、近年の研究ではタバコを吸わない人にもCOPDがかなり多いことがわかってきました。COPDは、運動不足や栄養過多、逆に栄養不足によって症状を悪化させていくことが知られていて、40歳以上で頻度が高くなります。薬の使い方は他の慢性病にくらべると複雑ですが、いまでは予防でき、しかも新しい治療が可能になった病気です。
本書は初版以来5年が経過し、COPDの診断や治療法にも進歩がみられているので、これに合わせ改訂したものです。COPDの治療法、注意点は、ほかの多くの呼吸器の病気に応用できます。本書を広く活用していただくことを願っています。

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日本医科大学呼吸ケアクリニック

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〒102-0074
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