化学療法のために入退院を繰り返していた方の担当になった時の話です。担当になった時点でADLが低下しており、歩行困難のため車いす移動をしていましたが、骨髄抑制中に敗血症となり、更に筋力が低下しベッド上での生活となってしまいました。どのように看護すればいいのかわからず、先輩看護師の助言を得て、リハビリなどを行い、ADLアップをはかることで、退院時には歩いて帰ることができるようになりました。その患者さんから「また歩けるようになると思わなかった。ありがとう。」と言われたことがとても嬉しく、また、看護の工夫による患者さんの変化を実感した出来事でした。