脳神経内科

脳神経内科は、中枢神経である脳から手足の指先の動き・感覚までに関わる病気を担当します。脳梗塞、認知症、頭痛、てんかん、パーキンソン病、運動ニューロン疾患、末梢神経障害、神経筋接合部疾患、筋疾患、代謝性疾患など幅広い疾患が対象です。精神科、心療内科と間違われることもありますが、脳神経内科は、精神的な問題からではなく、脳、神経、筋肉に器質的な障害がおこり、その結果、病気になった患者さんを担当しています。
2022年4月からは、新たな診療体制のもと、外来診療の拡充・入院患者さんの診療を開始しました。外来では、採血、画像、神経伝導検査、脳波検査、核医学検査を用いた脳神経疾患の評価ができます。入院では、脳神経内科だけでなく必要な時には、関連診療科の先生方と協力して加療を行っています。2023年4月に2年目を迎え、検査体制の充実が大分、進んでまいりました。今回（2023年11月）に追加した診療内容の項も、ご覧ください。徐々に充実させていきます。
意識障害、けいれん、頭痛、脱力、しゃべりにくい、見えにくい、物忘れ、ふるえる、かってに手足が動く、しびれる、筋肉がやせる、ふらつくといった症状がでて、不安な場合は、是非、受診してみましょう。そして、解決への方法があるのか、一緒に考えましょう。受診する際は、近隣の医療機関からの紹介状を持ってきていただいても、院内の内科などからの紹介、救急車からの依頼でも、大丈夫です。脳神経の症状で困っている患者さんを中心とした診療（Patient First）を心掛けます。

脳神経内科　部長　青木淳哉