漢方・鍼灸の注目点ブログ
ブログ090814
本間棗軒と水戸の弘道館 本間棗軒(玄調)の銅像(写真)を水戸三の丸公民館前にあるのを見つけた。碑によると“水戸藩医で、小川村(現東茨城郡小川町)に生まれた。父祖の始めた稽医館に学び、17歳で原南陽に師事し、漢洋折衷の学識と医術を修めた。斉昭の招きによって弘道館教授に転じてからは、講義、治療、記述などに活躍し、水戸藩医政の第一線を担い、数多い著書は現代医学徒にも尊ばれている。” 大原八郎のはるか前に野兎病を発見し記載したのも棗軒である。
|
ブログ090819
鍼灸は脳神経を再生し脳血液循環を向上し認知症治療に有望:国際フォーラム第5席のパネリスト 韓景献先生は1946年生まれで、天津中医薬大学第1附属医院院長として鍼灸学教授を務めている。 |
ブログ090818
鍼灸の基礎と鍼灸によるお年寄りのQOL:国際フォーラム第4席のパネリスト 兵頭明先生は1953年生まれで、後藤学園ライフエンス総研中医学研究部部長、天津中医薬大学客員教授として活躍中です。 鍼灸の興味ある注目点について平易にご紹介します。
|
ブログ090817
認知症に対する北京の対策と中国漢方の対応:国際フォーラム第3席のパネリスト 張允嶺先生は1963年生まれで北京中医薬大学東方病院神経内科教授として活躍中。 お話の内容は、 ※1 ※2 |
ブログ090816
認知症診療における漢方治療の採用:国際フォーラム第2席パネリスト 水上勝義先生は1959年年生まれで、現在筑波大学大学院人間総合科学研究科精神病態医学系准教授として従事されている。 講演の要旨は、 ・認知症は、もの忘れと判断や実行機能の低下が中核となる疾患である。
|
ブログ090815
手ほどきとしての日本漢方の概観:国際フォーラム第1席パネリスト 秋葉哲生先生は、1947年生まれで、現在あきば伝統医学クリニック院長慶応義塾大学客員教授などをお勤め中です。
|
ブログ090813
認知症と小川村と本間棗軒(そうけん)と水戸藩
(本間玄琢の生家;
|
ブログ090812
鍼治療は五臓六腑にない“脳”を活性化する(ハーバードとNIH)
|
ブログ090809
中医学の臓器名は解剖学的臓器には一致しない ギリシャ医学ガレノスの体液論は、身体に起こる現象をきわめて推論的にあるいは哲学的に表現したという意味では、中国医学での理論的背景である陰陽五行論に相当するといえる。西洋医学は、その後、べサリウスが人体解剖により臓器を正確に記載し、古典派ガレノスの理論に反発したことは有名である。やや遅れてイギリスの科学者フック(1635〜1703)が顕微鏡を作りコルクの研究をして細かな仕切りを発見し“細胞”と名付けた。 |
ブログ090808
中国の医学は日本で独自の発展をした。
東洋医学には、中国伝統医学(漢方・鍼灸)、アーユルヴエーダ(インド)、イスラム、チベット医学などがある。中国の中医学は、紀元前の春秋・戦国時代から前漢、後漢にかけて医学としてのまとまりが出来てきたようである。 以上より分かるように、日本が独自に創造・開発したオリジナルの医学は無い。漢方、蘭方、ドイツ医学を吸収・折衷し、自分達の味付けをしながら展開してきたといえる。
|
ブログ090807
認知症の漢方治療のメッカ 北京中医薬大学訪問 平成20年10月に、認知症街ぐるみ支援ネットワーク事業のメンバーは北京中医薬大学東方病院の神経内科・張允嶺教授を訪問した。この大学では、痴呆症(認知症)患者の相談・診断・治療を地域の医師たちと共同で実施している。大学の医療担当者が一定期間地方へ出張し、数週間の期間で数千人を対象に面談、診断し早期発見、治療の実践活動を積み重ねている。この事業は、日本医科大学老人病研究所が実施している“街ぐるみ支援“の取り組みと同じ趣旨を有している。この張允嶺教授は、本年10月31日の認知症国際フォーラムに特別パネリストとして来日し講演して頂く予定である。
|
ブログ090806
“漢方”は中国の用語ではない |
ブログ090805
ブロガー自己紹介 川並汪一 |
ブログ090804
「漢方」の国際標準化問題で日・韓・中の対立 |
ブログ090801
一子相伝の漢方・鍼灸医学が国際標準化を模索 毎年発行される全ての医学論文情報は、アメリカのNational Library of Medicine(NLM/NIH国立医学図書館)に収録されている。 表: 日中韓における伝統医学情報標準化の現況
伝統医学における標準化の策定において中国が突出し、その後を韓国が走り、日本はまだ走り出してもいないほど、遅れている事実が明白となった。日本の鍼灸領域においては、国家レベルの標準化は国家試験出題基準のみである。中韓は伝統医学を自国の特徴ある資源としてサポートする態勢があり、政府が深く関与している。参加各国は伝統医学情報標準化の重要性を認識した上で、東アジア伝統医学の疾病分類、検索用語集、概念志向用語集の標準化を目指して3つのワーキング・グループを立ち上げた。 |
ブログ090705
日本医科大学老人病研究所は、認知症市民公開講座を開催するに当たり、以下の会則と推進委員会を設定した。その主たる目的に、国際フォーラムの開催がある。 【認知症市民公開講座 推進委員会 会則】 第一章 総則 第二章 目的 第三章 推進委員 第四章 推進委員会 補則 本会則は平成21年7月1日から施行するものとする。 第6条に基づき推進委員は次の通りとする。 推進委員長 推進委員 川崎市 社団法人老人病研究会 特別アドバイサー NPO法人コミュニティ ケア ネットワーク 監事 |
ブログ090703
認知症国際フォーラム【プログラム】(予定) 第1部 講演 13:00〜14:40 認知症と中国漢方 休憩 第2部 パネルディスカッション 15:00〜17:00 総合司会 北村 伸 パネリスト 張 允嶺 このパネルデイスカッションでは、認知症治療と予防策についてフロアからも積極的に意見を募り、討議してもらう予定である。 |
ブログ090702
認知症市民公開講座 認知症国際フォーラム 開催が以下の内容で準備されつつある。 2.会 場 3.主 催 4.実 行 認知症市民公開講座 推進委員会 5.後 援(予定・順不同) 6.参加予定者数 7.対 象 |
ブログ090701
認知症市民公開講座 認知症国際フォーラム ―漢方と鍼灸による予防と治療― 日本医科大学老人病研究所は、2007年に採択された文部科学省私立大学学術研究高度化推進・社会連携研究事業の課題“認知症街ぐるみ支援ネットワーク”の一環として本年度も認知症国際フォーラムを開催することにした。 【目的】 2,000年以上前に著わされた中国最古の医学書『神農本草経』と漢代の『黄帝内経』『傷寒論』は三大古典といわれる。これらの鍼灸・漢方の伝統医学は奈良時代以来日本に伝えられて、この古典派から多くの専門流派に受け継がれて日本独自の大きな発展を示してきた。一方中国では現在、中国伝統医学と西洋医学を同時に重視することが憲法に盛り込まれており、国家戦略として新たな東西医学の連携が行われており、大きな成果をあげている。日本と中国は現在、ともに急速に超高齢化社会を迎えつつある。両国ともに東西医学のそれぞれの長所を活かしつつ、さらに東西医学の新たな医療連携を推進することによって、高齢者がかかえる様々な医療問題に対処していくことが急務とされている。認知症もその中の大きなテーマの1つである。 北京中医薬大学東方医院は、認知症治療にアリセプトも応用しながら実績を上げ中国漢方医療界をリードしている。また認知症患者に対するコミュニティ・サポート(街ぐるみ活動)は当方の社会連携事業と共通の目的を持っている。一方、天津中医薬大学第一付属医院では、鍼灸を認知症治療に応用しその有効性を西洋医学的に実証(EBM)しつつあり、中国鍼灸医療界を牽引している。それぞれのトップの代表者に認知症対策の最先端を紹介していただく。また日本側の鍼灸・漢方の代表者にも参加していただき、日本と中国のそれぞれの取り組みによる成果と課題を発表してもらい、それらを比較対照しながら今後の認知症予防と治療に対する新たな展開と可能性を期待したい。 |