主な研究内容

図1
生体機能制御学
本田 一文  大学院教授

当研究室では、がんの2次予防として「効果的ながん検診やがんの早期診断を可能にするバイオマーカー」の開発を進めています。さらに、適時・最適医療を提供するためのバイオマーカー開発や創薬標的候補の同定を行っています。

基礎研究のみならず、同定された医療シーズに対して、国立がん研究センター、日本対がん協会や国内の大学・研究機関、米国国立がん研究所(NCI)、ハイデルベルグ大学、ドイツがん研究センター(DKFZ)と共に社会実装に積極的に取り組んでいます。基礎研究者・臨床医・地域保健機関が緊密に連携して、臨床検体に真摯に向き合いながら「オリジナル医療の創生」を目指して研究を行っています。

研究プロジェクト 「4本の柱」

  1. がん2次予防(がん検診)に有用なバイオマーカー開発と社会実装
  2. がん転移を予測し、再発を予防するバイオマーカー開発
  3. 「早期診断バイオマーカー検証プラットフォーム(P-EBED)」によるバイオマーカーの迅速検証と実用化支援
  4. 抹消循環腫瘍細胞(CTCs)や循環腫瘍DNA(ctDNA)を用いたがん病態診断マーカーの探索