ノンメディカルな卵子凍結の開始について

健康な女性でも年齢を重ねると卵子の数が減り、質も低下することから妊娠しづらくなることが分かっています。そうなる前に将来の妊娠に備えて若いうちに卵子を凍結保存しておくのが『ノンメディカルな卵子凍結』です。当院では202411月からノンメディカルな卵子凍結を開始いたします。日本産科婦人科学会は「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ」という動画を作成し、その考え方やプロセスや注意点を解説しています。卵子凍結を考えられている方は是非一度ご視聴ください。

日本産科婦人科学会の動画 https://www.jsog.or.jp/medical/865/ 

  1 対象者
  •    18歳以上の女性
  •    ※ 18歳~39歳の東京都在住の方は、卵子凍結助成事業に参加できます。
         参加希望者は、上記の日産婦の動画を視聴ください
  1. 2 受診方法:    
  • 方法(1) 03-3822-2131()からお電話で初診予約をお取りください。
    方法(2) ページ上部のWeb初診申込からお申し込みください。
    日本医科大学付属病院宛の紹介状はお持ちですか?を「はい」とするとWebから初診申込を行うことができます。
    ・紹介元の医療機関名は
    「なし」
    ・診療科「女性診療科・産科」
    ・医師名または専門外来の記載「記載あり」
    ・医師名・専門外来「ノンメディカル卵子凍結」

    と入力していただくと、ご希望の日(平日)11:00の生殖医療外来のご予約を取ることができます。

    予約が完了しましたら、kusurizaiko@gmail.comへ空メールを送信してください。
    問診票と動画のご案内をお送りしますので、受診日の前日までに入力と視聴をお願いします。


        18歳~39歳の東京都在住の方は、先に東京都の説明会にご参加ください。
東京都の説明会のご案内:https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shussan/ranshitouketsu/index.html
  •     ※ 東京都以外の方は、説明会の参加は不要です。 
  1. 3 受診の流れ
  • 初診時問診・術前検査
検査内容:感染症検査、腎・肝機能検査、AMH検査、
子宮頸がん検査をクリニックで受けたことがある方は結果をご持参ください。
  • ※1年以内の検査結果がある方はご持参ください。
  • 結果説明・採卵日のプランニング
  • 採卵周期スタート
    • 4回程度の外来受診ののち、採卵手術を実施します。
  1. 4 費用
 3060万円
    • 東京都の助成事業に参加すると、20万円の助成を受けられます。
  • 上記費用には感染症などの採卵術以外の費用は含まれていません。また、全て自費診療となります。
  • 卵巣刺激に使用する薬剤量と凍結する卵子数によって、費用が増減します。
 
  1. 5  よくある質問
  • Q: ノンメディカルな卵子凍結は、将来の妊娠を保証するものですか?
    A: いいえ。ノンメディカルな卵子凍結は、将来の妊娠・出産を保証するものではありません。
    Q: 東京都の助成事業を利用するには、どのような条件がありますか?
    A: 東京都在住で、卵子凍結の対象年齢(1839歳)であることが条件です。また、東京都の説明会に先に参加いただく必要があります。