日本医科大学武蔵小杉病院消化器外科

地域医療の中核病院を目指して

当科は、食道・胃から直腸・肛門までの全消化管、さらに肝臓、胆道、膵臓を含めた全ての消化器疾患に対し、幅広く専門的な治療を行っている診療科です。疾患内容は各臓器の悪性腫瘍（がん）を中心に、腸閉塞、消化管穿孔や腹膜炎、急性胆嚢炎などの腹部救急疾患から、胆石症、鼠径ヘルニアや痔核などの良性疾患にも幅広く対応しています。特に腹部救急疾患においては、断らない治療をモットーに積極的に診察依頼を受け入れて対応するように心掛けております。
また、各臓器における術式選択は、患者さんに負担が少ない、低侵襲手術（腹腔鏡手術、ロボット支援下手術）を積極的に取り入れております。
医局員の多くは、日本外科学会、日本消化器外科学会などの指導医、専門医を有し、質の高い医療を提供できると自負しております。特に癌治療においては日本の標準治療である「がん治療ガイドライン」に従い、治療を選択しておりますが、しっかりとしたインフォームド・コンセントのもとにテーラーメイド(個別化)した医療を実施できるよう心がけております。地域に根差して近隣医療機関との連携を重視し、迅速、柔軟な対応をさせていただきます。診療全般を通し、患者様自身、そしてご家族の意思を尊重し、最新かつ最善な治療を提供していきたいと思っております。