集中治療室

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日本医科大学千葉北総病院集中治療室は,16床からなるセミオープン形式をとっています.主な診療科は,内科,救命救急センターと心臓血管外科ですが,その他全ての診療科に発生した複雑・重症症例に対しても集中治療室専従医(内科)と救命救急医による適切なサポートのもとチーム医療を行っています.救命救急センターと心臓血管外科についての詳細は各々のページをご覧ください.
  専従医師は循環器内科系医師で構成されており,急性冠症候群(急性心筋梗塞や不安定狭心症),重症うっ血性心不全,急性大動脈解離(スタンフォードB),致死性不整脈ならびに突然の心停止からの蘇生成功例,急性肺血栓塞栓症,急性呼吸不全,急性腎障害,敗血症性ショックを合併する重症内科系疾患を担当しています.
 急性冠症候群の収容数は県内トップクラスで年間150~200例を収容し,その殆どに緊急冠動脈カテーテル治療を実施しています.カテーテル治療の成功率は100%近く,来院から再灌流までの時間は大半が1時間前後です.重症複雑冠動脈病変を有する例では,集中治療室在室中に心臓血管外科による緊急バイパス術を行い,術後は内科・心臓血管外科医によるチーム医療が開始されます.
重症うっ血性心不全症例も年間100例を収容し,基礎疾患評価ならびに合併疾患評価を行い早期に一般病室への移行を心がけています.とりわけ気管挿管を回避するための非侵襲性陽圧換気や高流量経鼻酸素投与を適宜実施しています.内科的集中管理に抵抗する症例に対する,大動脈バルーンパンピング(IABP)ならびに経皮的心肺補助(PCPS)の導入経験も豊富です.心臓血管外科との連携はスムーズで,人工心臓(心臓血管外科の協力下)導入や緊急手術に支障はありません.
 急性呼吸不全例に対する膜型人工肺(ECMO)治療,急性腎障害や敗血症性ショックに対する急性血液浄化療法も行っております.
急性大動脈症例は心臓血管外科との連携で,スタンフォードAは主に心臓血管外科,スタンフォードBは内科で管理していますが,緊急手術の適応と判断した際には心臓血管外科での緊急手術がスムーズに行われます.
致死性不整脈症例では,まず薬物療法による安定化を図りますが治療抵抗例では循環器内科による緊急カテーテルアブレーションも可能です.近年は市民および救命士による心停止からの蘇生成功例も増えており,原因疾患の治療と同時に,意識障害が遷延する例では目標体温管理(低体温療法)を行い,社会復帰率の向上に努めています.
何れの症例に対しても,集中・救急医療の経験豊富な看護チーム,集中治療室専任薬剤師,臨床工学士,理学療法士,メンタルヘルス科などとの綿密な連携のもと重症症例の早期回復を目指して奮闘しています.
なお,集中治療室内科では私設ホームページもありますので実績等の詳細をご覧いただけます(http://www.nmschiba-icu.com).

集中治療室 部長 浅井 邦也

おもな診療科目・検査内容

急性心筋梗塞などによる急性心不全や致死性不整脈、ショック、種々の原因による呼吸不全、緊急手術やハイリスク患者さんの術後管理をはじめ、救命救急センターとのタイアップによって、あらゆる重症患者さんがまずここに収容されることになります。

スタッフ紹介

職位 氏名
部長 浅井 邦也
講師 小林 宣明
病院講師
  • 白壁 章宏
助教・医員
  • 岡﨑 大武
  • 柴田 祐作
  • 合田 浩紀
  • 鴫原 祥太
  • 浅野 和宏

私設サイト

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「日本医科大学 千葉北総病院 集中治療室」

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