診療内容

新生児・未熟児医療/NICUの紹介

社会保険認可NICU6床、GCU12床の計18床で新生児・未熟児医療を行っています。年間入院数は約160名で、原則的に在胎27週以降、出生体重1000g以上を扱っています。これはより未熟な新生児は地域NICUではなく総合周産期センターで管理を受けるべきだとの考えに基づいています。この条件下では、死亡率はほぼゼロになっています。
院内出生児は、低出生体重児を中心に呼吸障害、感染症、先天異常児などを扱っています。できる限りお母さんと一緒に帰っていただけるよう、在胎34週以下、出生体重2000g未満を目安に入院治療を行い、低出世体重児でも2000gをこえる児は合併症のない限り産科病棟で母児同室になっています。
院外出生児も積極的に受け入れています。神奈川県は周産期医療システムが完備されており、システムを介する患者さまも入院しています。また、神奈川県の特徴として、総合周産期センターで超急性期を管理した後に、地域NICUへ転院し、退院までのケアを行う「バックトランスファー」が多くなっています。「小回りのきくNICU」として、できるだけ両親に赤ちゃんと接していただく時間を多くするように努めています。

おもな対象疾患

在胎27週以降、出生体重1000g以上の新生児に発生した内科的病態すべてが対象となります。外科的手術を要する赤ちゃんについては院内で最後まで対応することはできませんが、ご相談をお受けすることは可能です。また、状況によっては超低出生体重児もお引き受けできる場合もございます。

一般外来

平日(月曜日~土曜日)の午前中一般外来を受け付けております。以下の症状で受診される方がほとんどですが、稀に重篤な疾患が含まれております。まずは一般外来を受診されてください。その後、適切な指示をいたします。

  • ・発熱・咳嗽・頭痛・下痢・嘔吐・発疹・感冒

※からだに発疹のある方、耳の下が腫れている方は「はしか」、「おたふく」、「水ぼうそう」。「風疹」、「溶連菌」など感染症の可能性がありますので小児科受付で申し出てください。他の患者さまへの感染予防のため特診室で診察します。
不明な点がございましたら、小児科スタッフに声をかけてください。小児科看護師一同、あたたかい対応を心がけております。

特殊疾患外来

消化器・肝臓

難治性下痢症、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)、および慢性肝疾患(脂肪肝、B型肝炎、C型肝炎、食道アカラシア、先天代謝異常による肝疾患など)。

循環器・川崎病

先天性心疾患(心室中隔欠損、心房中隔欠損、ファロー四徴症など)、後天性疾患(リウマチ熱、心筋症、川崎病の冠動脈病変など)、不整脈(心室性期外収縮、上室性期外収縮、QT延長症候群、発作性上室頻拍など)、学校心臓検査で発見された心臓疾患等、小児の心臓疾患全般。

神経

てんかん、熱性けいれんなどの痙攣性疾患。フロッピーインファントや筋ジストロフィーなどの筋疾患。

小児から思春期の小児リウマチ外来・小児膠原病外来・小児アレルギー外来ならびに移行支援外来

  1. 小児リウマチ専門医、アレルギー専門医による月曜、金曜、土曜(土曜日は再診のみ)外来です。東横線、大井町線、南武線、横須賀線沿線の方の通院が便利な、横浜市に隣接する川崎市中原区の武蔵小杉駅近くの病院小児科です。

    1. 若年性特発性関節炎(JIA)・全身性エリテマトーデス(SLE)・皮膚筋炎・多発性筋炎・強皮症・混合性結合織病(MCTD)・シェーグレン症候群・ベーチエット病・抗リン脂質抗体症候群など小児期に発症されたすべてのリウマチ性疾患の方々の診断と治療について行います。進学に伴い、東京、神奈川に転居される高校生、大学生で小児期発症リウマチ・膠原病の方に対する継続した診療を行います。
    2. 小児の全身性エリテマトーデス(SLE、ループス腎炎)は、腎臓病の合併が成人よりも多く、腎生検による組織評価を行います。副腎皮質ステロイド薬と免疫抑制薬(プログラフ、セルセプト、ブレディニン)、経静脈シクロホスファミド静注療法、生物学的製剤(ベンリスタ)、プラケニルを組み合わせた治療を行います。将来の骨粗鬆症やステロイド性骨粗鬆症を意識した治療を行います。
    3. 関節リウマチ、関節型若年性特発性関節炎の方にレミケード、エンブレル、ヒュミラ、アクテムラ、オレンシアなどの生物学的製剤を用いた治療を年令に応じて実施します。自己注射であるエンブレルとヒュミラは、医師、薬剤師、看護師が中心になり、ていねいに指導いたしますので、だれでも自分で注射をできるようになります。また、全身型若年性特発性関節炎の方にはアクテムラの点滴を外来で行います。地元の医療機関と連携して、これらの治療を当院で希望する方もご相談ください。
    4. シェーグレン症候群や関節型若年性特発性関節炎のドライアイ・目の乾燥感についても眼科専門医と連携して診断、治療を専門的に行います
    5. 眼科よりぶどう膜炎に対する生物学的製剤ヒュミラの導入の依頼を受け入れています。ヒュミラは小児科で処方、管理、患者指導いたしますので、眼科の先生は眼の診療に専念できます。眼科専門病院通院の方でも医療連携により、眼科の主治医を変えずに当院でヒュミラの治療を支援します。また、非感染性ぶどう膜炎の原因となる疾患についての精査の依頼に応じて、血液検査、RI検査を行います
    6. 家族性地中海熱(FMF)・TNF受容体関連周期性発熱症候群(TRAPS)などの周期性発熱、自己炎症性疾患の診断と治療を行います
    7. 成育医療センターや神奈川県立こども医療センターのような小児科専門病院通院中で、年齢的に内科への移行を進められた方、現在の通院施設まで遠方と考える方は、当外来で引き続き診療を継続します。また将来を見据えて成人科への移行支援を行います。女性に多い疾患では、思春期の性の問題や子宮頸がんワクチンについて説明することができます
    8. 学校保健の立場から、学校、薬局との連携したアレルギー診療を行っています。アレルギー(気管支喘息、鼻炎、食物アレルギー)に関する診察、学校におけるアナフィラキシー対応に関する御相談について、学校安全の立場から該当する患者様の診療を行います。小学校、中学校の養護教諭の先生から当外来に該当する児童、生徒について御紹介をいただくことができます。学校からの依頼に対しては、文書(診療情報提供書)で御回答することができます。調剤薬局の薬剤師の方が担当するエピペン指導の方法について、学校薬剤師の方の担当する学校内でのエピペン指導についての御相談についても含めて、連携した診療を行っています

腎臓

学校集団尿検査で発見される無症候性尿異常(血尿、蛋白尿)、腎炎、ネフローゼ、腎不全、先天性腎尿路奇形、尿路感染症、尿細管疾患等。

アレルギー

気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー歴のある人への予防接種等。

小児感染症

慢性感染症と鑑別必要な小児リウマチ性疾患などの診療を行います。結核接触者検診、コッホ現象、抗菌薬、予防接種に関するご相談もお受けいたします。
海外赴任される方または海外から帰国された方のお子様のワクチンなどの相談もお受けいたします。

カウンセリング

知能検査、性格検査などの心理検査の他、不登校、心身症、夜尿や言葉の問題についてのご相談もお受けしています。
※現在新規患者さまの受付・ご紹介は制限させていただいております。予めご了承ください。

その他

乳幼児健診、期検診、就学前健診、渡航前・渡航後健診、予防接種一般、家族相談、遺伝相談、乳幼児の運動・精神発達評価、マススクリーニング、各種学校健診陽性者の精密検査、各種診断書の作成等。

おもな検査内容・設備のご案内

溶連菌迅速検査

腎炎、リウマチの熱等の原因となる溶連菌の迅速テスト。咽頭の検査。15分で結果が出ます。

インフルエンザ迅速検査

A型、B型の型別に結果が出ます。咽頭または鼻汁の検査。30分で結果が出ます。

RSウイルス迅速検査

咽頭または鼻汁の検査。30分で結果が出ます。

アデノウイルス迅速検査

咽頭または鼻汁の検査。30分で結果が出ます。

ロタウイルス検査

乳幼児の代表的な下痢症です。受診翌日に結果が出ます。

マイコプラズマ感染症

肺炎を起こす代表的な感染症です。血液検査で判定します。1時間で結果が出ます。

各種培養検査

細菌、真菌、結核菌等の検査をおこないます。

アレルギー検査

採血検査でおこないます。ハウスダスト、ダニ、卵、⽜乳など。特殊なものは医師にご相談ください。

画像診断

単純エックス線、CT、MRI、MRA、シンチグラフィー、血管造影検査など。

生理機能検査

心電図、呼吸機能検査、トレッドミール検査、ホルター心電図検査、24時間血圧測定、心臓・腹部・その他の部位のエコー検査、脳波検査、ABR(聴性脳幹反応)など。

骨髄穿刺

骨に針を刺して骨髄を採取して行う検査です。

腰椎穿刺(ルンバール)

腰椎に針を刺して行う検査です。髄膜炎の診断等。

腎生検

背中から腎臓に針を刺して行う検査です。腎臓病の病名、重症度を調べます。

各種内分泌負荷試験

薬を注射して、各種ホルモンの分泌状態を調べる検査です。低身長、先天性代謝異常などが対象となります。

心理検査

知能、発達、性格等を診断します。
※現在新規患者さまの受付・ご紹介は制限させていただいております。予めご了承ください。

お問い合わせ

お問い合わせ先・時間

TEL: 044-733-5181(代表)
(平日:午後3時00分~午後4時30分)(土曜:午後2時00分~午後3時30分)

※診療への影響を避けるため、緊急時を除く診療科へのお問い合わせ等は上記の時間内にしていただきますようご協力をお願い致します。

再診予約日の変更・キャンセル
TEL: 044-733-5181(代表)⇒ 外来予約室
(平日:午前8時00分~午後4時30分)(土曜:午前8時00分~午後3時30分)

※祝祭日、年末年始(12月29日~1月3日)、創立記念日(4月15日またはその振替日)を除く。