早稲田大学・日本医科大学の研究者交流会を開催しました〔2022年4月7日(木)〕

 2022年4月7日(木)に早稲田大学と本学の研究者との交流会が、オンラインと対面とを組み合わせたハイブリッド方式で、早稲田大学新研究棟121号館を会場に開催されました。

 本交流会は、2021年6月に本学で開催された合同シンポジウムの議論を踏まえ、8月に開催した研究会を経て、両大学の大学間交流に関する協定に基づき、研究の具体的な連携を進めることを目的に開催されました。

 当⽇は、早稲田大学の田中愛治総長と本学の弦間昭彦学長のあいさつの後、早稲田大学の研究者3名と本学の研究者1名の研究紹介と質疑応答が行なわれました。非常に活発な議論が行われました。その後、研究紹介を行った早稲田大学の研究者の研究室見学では、学生さんたちの協力のもと、より具体的な研究説明やデモンストレーションがありました。

01    左から、早稲田大学総長田中愛治氏、本学学長の弦間昭彦、早稲田大学副総長の笠原博徳氏

 最後に、本学の3年生が早稲田大学理工系研究室で3週間学ぶ「研究配属」の話題では、テーマの工夫や双方の学生が受けている良い環境などが語られました。

 総括として、日本医科大学医学研究科長の森田明夫氏から「実質的な人材交流に進められると良い。若手の先生方がペアを組み、アイデアの実現に向けて取り組めると良いのではないか。また、早稲田の大学院生が臨床現場に参加し、医療現場で必要とされている技術等を考えてもらうような取り組みができないか。一例であるが、医師の勘所や熟練度に依存している様々な情報をデータ化するということなどは、非常に有効性が高いと考えている」、早稲田大学理工学術院教授の尾形哲也氏から「産業用ロボットの場合は、実機を見て、課題を把握する機会を多く持つことができているが、医療用となると機会は多くない。日医大に伺い、実機をみながらアイデアを出し、実現に向けてともに考えていければと思う」とのコメントが寄せられました。
今回、本交流会を企画・開催するに当たって、ご準備・ご協⼒をいただいた早稲田大学の関係者各位に御礼申し上げます。

 次回の研究者交流会と2022年9月10日(土)に予定されている第2回の合同シンポジウムの開催に向けて、両校の研究協⼒の発展と双方の学生の研究心の向上などを⽬指して協力を深めて⾏きたいと思います。


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早稲田大学 尾形研究室を訪問し、研究概要の説明を受けている様子


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早稲田大学 岩田研究室を訪問し、研究概要の説明を受けている様子

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本学医学研究科長 森田明夫