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内科学(呼吸器内科学)/呼吸器内科学
清家 正博  大学院教授

指導医の下、各自の主体性を重んじながら以下の目標を設定し指導を行う。

呼吸器内科学 私設ホームページ

卒前教育

BSL においては、クリニカルクラークシップを導入している。5週コースでは、診療チームの一員として、呼吸器疾患、感染症を対象とした専門的医療への参加を通じ、一般内科で要求される基本的な診療プロセスの習得に加え、基礎的知識・技能の向上に努める。2週コースでは、特に呼吸器疾患、感染症についての基本的な診療プロセスや知識・技能の習得に努める。

実際には診療グループのいずれかに配属され、受け持ち患者の日常診療に携わり臨床を実地に経験する。修了時には受け持ち症例を提示し、相互にディスカッションを行う。また病棟実習に加え、回診やカンファレンスに参加し、多くの症例を検討する機会をもつ。 Group learning では、講師からの講義を受けるとともに、当該疾患について討論を行い、疾患の概念、病態、診断、治療を理解し、知識を整理する。

卒後教育

卒後初期研修では、医師として基本的な態度・知識・技能を習得することを第 1 目標とする。
さらに、 1 )呼吸器の解剖・機能ならびに呼吸器疾患の症候・病態・臨床像・診断法・治療法・副作用などの知識を習得する。 2 )気管支鏡・画像診断・呼吸リハビリテーション・化学療法・在宅医療などの技能を研修する。

実際には、研修指導医とともに研修医自らが主治医として診療を担当することにより、医師としての基本的な事項に加え、専門的な知識と技能を取得する。この間、総合救急外来や一般外来診療、感染症(結核、 AIDS など)診療についても経験をすることが望ましい。研修医は、カンファレンスなどに積極的に参加し、発表討議に参加する。

比較的稀で診断、治療が困難な呼吸器疾患だけでなく COPD ,気管支喘息など common disease を対象として、一般臨床に必要な幅広い学習を行うことを目標とする。特に common disease についての臨床研修は、市ヶ谷にある「呼吸ケアクリニック」が中心となり、千駄木の付属病院と緊密な連携を保ち教育的指導を行う。

後期研修では、付属病院あるいは学内だけでなく、基幹病院を中心とする多くの関連病院と連携した研修プログラムに基づき、呼吸器内科を専門とする優れた臨床医を育成する。同時に、呼吸器内科医の基盤となる、広範な分野にわたる内科学に精通した医師を養成することを目標とする。さらに専門医を目指すコースと大学院において研究者としての基礎を学ぶコースの二つを用意し、個々に柔軟に対応する。