卒前教育

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脳神経外科学
村井 保夫  大学院教授

講義は神経コース、及び内分泌・代謝・栄養コースの中で教授および准教授・講師がそれぞれの専門分野を担当している。更にtutorial教育(SGL)にも准教授・講師が参画している。

CC(Clinical Clerkship)では、まず学生1人に対しテューターとして指導者1人を振り当てている。テューターは2週間担当学生の実習を直接指導する。また、学生に対し、受け持ち患者のレポート以外に図書館等で文献検索を行うことにより初めてまとめられる課題を与える。すなわち教科書の一部を転記するだけのレポートにしないよう配慮している。実習は手術見学、ミニレクチャーに加えて、マクロサージェリーの実地を行う。以前用いていた手術用顕微鏡が実習室にセットしてあり、実際にこれを用いてチューブの縫合を行ってみる。CCの2週間に開催される教室行事には学生も全て参加させ、脳神経外科の現況を体験させている。更に3-D教材により斬新な視聴覚教育を実施している。

卒後教育

卒後臨床研修2年を経て脳神経外科に入局するが、当科では専修医コース、または大学院への進学を勧めている。
専修医コースでは4年間の研修の後脳神経外科専門医を取得する。また可及的に研究活動にも参加し、医学博士号を得る。 大学院の前半2年間は後期臨床研修として各付属病院及び関連病院をローテイトする。この間に研究グループの勉強会に参加して、研究のモチーフを形成する。

後半2年間は基礎研究を行い、大学院終了と共に博士号を取得する。その後臨床に戻り、専門医資格を得ると共に、3〜4年の間にsubspeciality を確立する。以上およそ卒後10年間を教育の一区切りとしている。