日本医科大学医学部学生が心肺停止の女性救助で消防総監から感謝状を授与されました

日本医科大学医学部第3学年 大佐古 樹さん


 大佐古さんは、令和4年10月6日(木)午後8時40分頃、東京都中央区の路上で、倒れていた女性にAEDで救命措置を行い、その後、女性を救急隊に引継ぎました。

 後日、東京消防庁の公式SNSで、「救命措置をしてくださった方に感謝を伝えたいので、心あたりのある方は、ご連絡ください。」との書き込みがあり、10月31日(月)、東京消防庁消防総監からの感謝状授与に至りました。
 現在、サッカー部に所属している大佐古さんですが、「実習で学んでいなければ十分な胸骨圧迫はできませんでしたので、嬉しく思っています。」と語っています。また、幸い、その女性の方は順調に回復され、無事退院されたとのことです。


 日本医科大学コンピテンスの一番目に掲げている、「克己殉公の精神を受け継ぐプロフェショナリズム(日本医科大学医学部学生は卒業時にその時代における克己殉公の精神のあり方を自らの文脈の中で理解し、医療の専門家としての自覚と倫理観に基づいて行動することができる。)」を、体現した行動でした。
 11月2日(水)に学長室において、弦間学長と安武医学部長とで、その功を称えました。今回の経験は、大佐古さんにとって、将来の糧となることでしょう。


(参考)日本医科大学コンピテンス・コンピテンシー
https://www.nms.ac.jp/college/medicine/curriculum/competence.html 

 


消防署にて  大学にて


  左から、大佐古さん・岩崎臨港消防署長      左から、安武医学部長、大佐古さん、弦間学長

                               (日本医科大学 事務局学事部教務課)