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研修医の声

第17回 平成29,30年度研修医 八幡 恵里子 先生

初めまして。臨床研修医2年目の八幡恵里子です。私は東北の大学で学生生活を送った後、日本医科大学千葉北総病院で研修をスタートしました。外部大学出身なので、初めは病院や先生方の雰囲気に馴染めるのか不安でしたが、日本医大はオープンな人が多く、他大学出身の研修医も多いため、派閥が無くすぐに打ち解けることができました。

研修医の声用写真(八幡)

北総病院は大学病院である一方、千葉県の地域中核総合病院としての役割も担っており、Common diseaseはもちろん、稀少な疾患も経験することができます。私も研修中に何度か珍しい疾患を経験し、内分泌学会や当院内科ケースカンファレンスで発表させて頂きました。また、当院ではドクターヘリを活用した高度急性期医療を展開しており、たくさんの重症疾患や外傷症例を経験できます。

さらに、ドクターや同期・先輩後輩の仲が良く、常に相談したり情報共有が可能なことや、研修医の人数が多すぎないため、手技や症例数が多く、先生方の丁寧な指導を受けることができ、技術はもちろん、自分で考えて診療する力が身に付きます。

研修病院選びで迷っている方は、大学病院と市中病院の両方の要素を持つ千葉北総病院に、ぜひ一度見学に来て下さい。お待ちしております。

第16回 平成28,29年度研修医 山口 祐 先生

二年間、千葉北総病院での研修を終えて。
以前、レジナビで北総病院の勧誘を行った際来てくれた学生たちは口をそろえて、ヘリ・救急がすごいところ!と言っていました。確かに北総病院の救急はたくさんの事を学べました。しかし、内科・外科もすごい勉強になります。1学年の研修医の数が10人前後であり、各科に回っている研修医は1人であるため症例も多く経験できます。

先生たちへの質問もしやすいし、関われる機会が多いため、憧れになる先生もたくさんできます。
当直に関しても、上級医と2人で外来対応ができるため各科の先生の指導を受けることができます。その際にも、人数が少ないため先生は自分たちのことを覚えてくれているため話しやすい雰囲気です。
治療法や疾患に対する考え方の指導はもちろん。それ以上に千葉の地域性である優しい心をもって、患者への接し方をみっちり教えてくれます。

山口先生写真

北総病院での2年間は研修医にとって大変有意義な時間でした。
ぜひ北総線に乗って一度見学に来てください。タヌキとイノシシ、そして夜に祭りでもないのに突然上がる花火が待っています。

第15回 平成28,29年度研修医 諸岡 雅城 先生

はじめまして、臨床研修2年目の諸岡雅城と申します。
私は他大学で学生生活を送った後、研修病院として日本医科大学千葉北総病院を選択しました。私も研修病院の選択についていろいろ悩みました。そこで今回は私自身が学生の時に気になっていた2点についてお話させて頂きます。

諸岡 研修医の声 写真

まず、1つ目に北総病院を選んだ理由についてです。北総病院は大学病院である一方、地域基幹病院であるため市中病院としての特色も兼ね備えています。大学病院でしか経験できない稀少な症例の他にも風邪や腹痛などcommon diseaseを多く経験することができます。また、ドクターヘリを所有しているため、交通外傷などの救急疾患や心筋梗塞、脳梗塞など急性疾患を数多く経験することができます。

しかし、重症な疾患が多いため研修医がなかなか手を出せないと感じる時もしばしばあります。2年目になって他院で研修を行った時に救急対応が必要な場面に遭遇した時、少しでも対応できている自分がいると感じ、1年目に数多く急性期の現場に身を置いていた経験が力になっていたのだと感じました。
2つ目に実際の研修生活についてです。一学年に10人程度しか研修医がいないため、各科をローテートする時もほとんどが一人で回ります。手技はもちろんのこと、看護師さんから頼まれることなど最初は不安で一杯でしたが、一人でいる分、経験できることも独り占めです。

研修が始まり2年が経とうとしています。研修生活はとても楽しく、勉強になり、多く経験することができ、北総病院を研修として選んで本当に良かったと思っています。来年度から循環器内科に入局予定です。
百聞は一見にしかず。気になった方はぜひ見学にいらしてください。心よりお待ちしています。

第14回 平成27,28年度研修医 猪口 和美 先生

はじめまして、研修医2年目の猪口和美です。
気づいたら11月になっていました。北総病院での研修があと4か月しかないなんて信じられません。参考になるかわかりませんが、私が北総病院を選んだ理由と実際に研修させていただいて思ったことを書きたいと思います。

選んだ理由は研修医の人数が10人前後と多すぎないこと、1年目で内科が6科、救命救急センターと集中治療室が2ヶ月間必修であったこと、2年目の選択期間が長いこと、病院が広くて明るいことなどがありました。
研修生活は不安だらけで始まりましたが、どの科の先生方も熱心に指導してくださり、様々な職種のスタッフの方々も優しく教えてくださるので少しずつですが自分で考えて行動する力がついてきた気がします。手技の量が気になる方がいるかもしれませんが、研修医の人数上取り合いになることもなく、先生方もどんどん指導してくださるので十分経験出来るのではないかと思います。
強いて言うなら東京から少し遠い事は人によっては思案材料になるのでしょうか。

猪口和美先生

最後になりましたが、私は素晴らしい同期、素敵な先輩後輩に恵まれて沢山失敗を重ねながらも毎日充実した研修生活を送らせていただいています。心から、北総病院で研修出来て良かったと思います。
もし少しでも迷っていたら是非見学にいらしてください。お待ちしております!

第13回 平成27,28年度研修医 肥田 舞 先生

こんにちは。臨床研修医2年目の肥田です。
このページを見て下さっている方の大半は、実際にみんなが何を決め手に研修病院を選んだのかが気になっていると思います。そこで今回は、2年前に私が千葉北総病院での研修を決めたきっかけについてお話ししようと思います。

肥田舞先生

私が研修先を選ぶにあたり、1. 千葉県内の病院であること、2. 大学病院と市中病院の良さを併せ持つような病院であることを条件に探していました。千葉北総病院に見学に訪れた際、のびのびとした雰囲気にすぐに心惹かれました。地域の基幹病院としての役割を担っており、高齢者の診療も多く経験でき、さらに大学病院ならではの急性期治療も積極的に行っていることから、幅広い領域を診ることができるというところに魅力を感じ、ここで研修することを決意しました。

同期では唯一の他大学出身だったこともあって期待より不安ばかりでしたが、実際に研修が始まってみると、誰でも分け隔てなく指導してくださり居心地の悪さを感じたことは一度もありません。また、研修医も1学年10名程度と少人数であり、手技の取り合いなどもなく非常に仲良く毎日を過ごしています。年末には毎年恒例で研修医旅行が企画され、上下の仲も良いです。 

研修が始まって1年半が経とうとしていますが、当院で研修して本当に良かったと今でも思います。そして来年度は千葉北総病院の消化器内科に入局する予定です。ぜひ一度見学にいらしてください。千葉北総病院でお待ちしております!! 

第12回 平成27,28年度研修医 瀬理 祥 先生

臨床研修医2年目の瀬理です。千葉北総病院での研修を開始して1年以上が経ちました。研修開始時には2年間の研修をしっかりと終えることができるか不安でしたが、充実した研修を行いながら、あっという間に折り返し地点を過ぎてしまいました。2年目になり要領が掴めてきたと感じることがある一方で、まだまだ至らないと感じることも多々ありますが、日々勉強しつつ研修に取り組んでいます。

さて、私が研修先として本院を選んだ動機についてですが、医師として求められる知識だけでなく、手技も実践・修得していきたいという希望があったのが一番の理由です。その点、千葉北総病院は年間10人程度の研修医を受け入れていますが、集中治療室・救命救急センターといった急性期医療系の診療科を2人で、脳外科や麻酔科、内科を1人でローテートすることが多くなっているため、人数の関係上多くの手技を行う機会があり、同時に多くの先生方に丁寧にご指導頂けます。

瀬理祥先生

個人的には、当初から多くの手技の機会があったにも関わらず、不安から積極的に参加できなかったこともあったので、それが今となっては若干心残りではありますが、先生方の手技を間近で見て学ぶことで徐々にすすんで行えるようになり、自信にも繋がりました。
また、1つの病院の中だけでは経験する症例にどうしても偏りが出てしまいがちですが、地域医療研修では関東圏だけでなく北海道や沖縄での研修も可能なため、そこでも多くの症例を経験することができます。私は釧路の病院を研修先に選択したのですが、きわめて広域をカバーしているためか千葉北総病院では稀な疾患に触れる機会もあり、加えて研修医の人数が更に少なかったので手技も含め様々な実践の場が得られ、実りある2カ月の研修期間を過ごすことができたと感じています。
研修を行っていくうえでの基盤となる生活環境についても整っており、宿舎から病院までは徒歩5分程度と至近のため通勤の負担もなく、界隈にはコンビニやスーパーもあるので不便はありません。少し足を伸ばせば夜半まで営業している映画館や温泉施設などもあるので、休日だけでなく平日の勤務後にもリフレッシュすることができます。

臨床研修は医師としての大切な第一歩です。研修先を決定するにあたっては、やはり、実際に現場を見てその雰囲気を感じ取ることが最も重要で有意義かと思いますので、千葉北総病院に興味を持たれた方は是非一度見学においで下さい。

第11回 平成26,27年度研修医 谷 憲一 先生

はじめまして、臨床研修二年目の谷です。
私は東北にある大学で6年間を過ごし、縁もゆかりも無い北総病院で研修をスタートさせました。他大学出身であったので、北総病院は分院といえども日本医科大学出身の同期と上手くやっていけるかどうか、研修開始当初はすごく不安だったのを覚えています。
しかし、実際には同期がそれほど多くなく半数が他大学出身であったこともあって、すぐに打ち解け合うことが出来ました。また、研修医のほとんどが同じ寮に住んでおり、仕事終わりにご飯に行ったり、休日に遊んだりもしています。研修医の数が多くないため、指導医や看護師、コメディカルの方々もすぐに名前を覚えて下さり、アットホームな環境で研修することができています。

谷憲一先生

私が北総病院を選んだ理由は、急性期医療の分野に非常に興味があったからです。北総病院は、今年から「がん拠点病院」となりがん診療にも力を入れていますが、開院当初から外傷、心疾患、脳疾患の急性期分野に非常に力を注いでいる病院です。救急搬送患者さまに対応するためのドクターヘリを有しているため、千葉県北部と茨城県南部からありとあらゆる重症患者さまが搬送されてきます。急性期に興味のある方にとっては、とても恵まれている環境だと思います。


急性期分野のもう一つの特徴としては、CCUがあることだと思います(私の出身大学にはありませんでした)。CCUは心筋梗塞や心不全などの主に心疾患の急性期・重症期や、重症の内科疾患などの患者さまを診ています。循環器内科の医師が集中治療を行うのは全国的にも珍しく、心臓疾患に興味のあるかたにはおすすめです。また、common diseaseの救急患者さまについては当直で学ぶ他に、地域研修でも研修することができます。私も沖縄の病院で2ヶ月間研修させていただき、様々な救急疾患を300症例以上経験することができました。

北総病院は地域の中核をなす病院であるため、急性期の疾患だけでなく、慢性期の疾患も十分に学ぶことができ、非常に充実した研修生活を送ることができると思います。ぜひ、千葉北総病院での研修を考えてみて下さい。

第10回 平成26,27年度研修医 香中 伸太郎 先生

はじめまして、研修医2年目の香中です。
僕が研修先にこの病院を選んだ理由は、学生時代に病院実習で回ったときの雰囲気・環境に惹かれたからでした。もともと東京から1時間くらいの田園風景の中で生まれ育った僕にとって、なんだか懐かしい印象でした。
実際に4月から暮らし始めると、車で15分の距離に郊外型のショッピングセンターがあり、揃わない物はありませんし、また、空港関係者のための街づくりということもあり、治安も良いです。近くには映画館や公園もあり、車があれば休日の過ごし方にも困りません。

そして何より衝撃的だったのが、病院の窓から見た外の景色でした。病院の説明などで敷地面積が広いことを聞いていましたが、「へぇ、そうなんだ」程度にしか思っていませんでした。それが忘れもしない6月の脳神経外科をローテートしているときのことでした。患者さまと病室でお話していると、バリバリバリ、ドーン!という凄まじい雷鳴が響きました。反射的に窓の外を見たとき、まさに雷に打たれたような衝撃を受けました。病院の最上階7階の窓から景色はまるで日本ではない、映画の中のような景色が広がっていました。大雨で霞がかった中、連綿と続く森、森、森。そして遠く彼方に高層ビルが密集した街がある…。
それは、どことなく切なく、哀愁を帯びているものの、圧倒的なスケールとその先にある街への希望を漂わせるホラー映画の一幕のようでした。僕がその景色に見入っていると、隣で患者さまが「すごい景色よねぇ、私長いこと北海道の田舎に暮らしていたけどこんな森見たことないわ」とおっしゃっていたのを覚えています。
窓から見た景色には、その後も度々感動させられました。秋には先ほどの森が黄色や赤に色づき、春には病院の敷地内の桜が一斉に咲く。常に飽きることのない景色が窓の外に広がっており、1年以上たった今でも僕のひそかな楽しみでもあります。

さて、肝心の研修内容についてですが、個人的にはまったく不満のない研修生活をおくらせていただいています。よく臨床研修はどこでやっても変わらない、自分のやる気次第だ、と言われますが、そのとおりだと思います。僕たちには平等に24時間365日2年間という研修期間が与えられており、その間に仕事も、勉強も、休みも、遊びも、家庭も含まれるわけで、自分がどのように時間を配分するかがテーマなのです。そしてそのすべてを充実させることが、人生の最終目標であるとすれば、どこにいてもおのずと今やれること、やるべきことが見えてくるものだと思います。

そんなわけで、研修先を選ぶ上でこの千葉北総病院の魅力を違った面から紹介します。まず第一にここが日本医科大学千葉北総病院であることです。印旛・北総地域の大きな総合病院としての一面と、大学病院としての一面を両方兼ね備えています。周辺地域の病院と連携し地域に根ざした市中病院であると同時に、この地域の最後の砦となり得る大学病院なのです。また、大学病院ならではの研究にも力を入れている点が特徴だと思います。

香中伸太郎先生

次に、救急医療に関する体制は非常に特徴的であり、一度は研修で見ておきたいポイントの一つだと思います。少し古い話ですが、あるドラマの元となったのは有名な話で、そのドラマの中で主演の俳優さんが毎週のようにヘリコプターで現場に行っては「大動脈遮断します!」と言っていました。当時学生だった私は、友人と「そんなに遮断しないでしょ。」と少し馬鹿にしていましたが、実際にしてました。結構してました。そしてそうすることで助かる患者さまも多くいるのです。
僕が集中治療室をローテートしている時、上の先生たちが目の前の患者さまを助けようと駆けずり回っているなか、何をして言いか分からず、ただただ眺めているだけのことが多いことに少し焦りを感じていました。他の病院のERでは研修医はもっと色々やらせてもらえてるのに、自分は何もしていないのではないか、と。そんな時、10年以上のキャリアがある先生が「ここの救命センターは凄く重症な人しか来ないし、臨床研修で回るには適さないかもね。でもここにいて思うのは、他の施設にいたら病院に来ることすら叶わずに亡くなってしまう人がヘリコプターでギリギリ運ばれてくるんだよ。そしてそんな人たちがここでは何人もが歩いて帰るんだよ。その経験って大事だと思う」とおっしゃいました。
確かに、スタッフ・資材・器機そのすべてが揃っており、救える命の閾値は日本でも指折りなのではないかと思います。その経験を持てたことを今は凄く心強く思います。

最後にもう一つ。大学病院なのに医師の数が少なく、かなり上の先生とも同じチームとして仕事ができるというのが、僕が思う魅力だと思います。日常の診療の中で、1年目の僕たちが10年以上の先生と意見を交わせる機会はそうそうないと思いますが、ここではそれが当たり前なのです。そうした会話の中で、その先生の経験談や研究の話など、様々なことを得ることができるのがすばらしいことと思います。

長くなりましたが、みなさんもぜひ一度映画のような景色を見に来てください。きっと虜になりますよ。

第9回 平成26,27年度研修医 木内 一貴 先生

はじめまして、初期研修医二年目の木内です。
とうとう、この病院で働き始めて1年が経ちました。これまで、内科、救命救急センター、集中治療室、麻酔科、脳神経外科と研修してきました。まだまだ自分の未熟さや手際の悪さに頭を悩ますことはありますが、病院にも仕事にも慣れ、一年前より多くの仕事を任せて頂けるようになり、充実した日々を送っています。

北総病院は、17の診療科と集中治療室、救命救急センターで編成されています。また高度医療センターとして循環器・消化器・呼吸器・脳神経部門はセンター方式をとっており、24 時間365日体制で救急患者さまを受け入れています。また、当院は救急搬送患者に対応するヘリポートを所持しているため、千葉県北部と茨城県南部の救急患者さまが当院に集まります。また、地域の病院や診療所とも密接に連携を図っているので、多くの患者さまが当院に訪れます。そのため、症例は多岐に渡り研修医にとっては、とても恵まれている環境です。一年目のローテートは、7つの診療科に細分化されている内科をすべてローテートし、集中治療室・救命救急センター、脳神経外科で急性期医療を勉強します。そして、少なくとも1度はドクターヘリに搭乗し、救急患者の現場診療も経験できます。

木内一貴先生

各科を研修して共通に言えるのは、研修する環境が整っていることだと思います。研修医をチームの一員として考えているので、意欲的に仕事に向かえますし、先生達にもとても相談しやすい環境です。指導の先生とは研修している間は密にかかわるので、違う科の研修に移っても何か困ったらすぐ相談できます。また、患者さまが多いので、気管挿管や中心静脈穿刺等、研修医が取得すべき様々な手技を何度も行うことができます。このように研修医として知識や手技を学ぶ機会が多くあり、本当に働きやすい環境です。
研修医の人数は、歯科研修医含め二学年で20人程度と少なくも多くもなく、みんなで切磋琢磨しながら研修しています。人数がそこまで多くないので、みんな仲が良く、時間が合えば、ご飯を食べに行ったり、困ったらお互い相談しあったりして、充実した研修ができています。それに加えて、看護師さん、技師さん、薬剤師さん等々コメディカルの人たちがとても優しく接してくれるのも当院の魅力の一つです。

私自身、当院の研修で最も魅力的であったのは、救命救急センター、脳神経外科、集中治療室の急性期医療の研修が半年近くあったため、重症・急性期を浴びるように経験できたことです。私自身、まだどの科を専門とするか決めかねていますが、この経験は何科を選択しようとも貴重だと思います。そのお陰もあってか、患者さまの急変時に自分のできる範囲でどうしたらいいかと考え、行動することが出来るようになりました。将来の専門科に関わらず、救命救急センター、脳神経外科、集中治療室で臨床を学ぶことは必ず医師として必要な基礎体力、知力が身に付きます。しかも、雰囲気が良く、指導医の方々も熱心で教育的なところはなかなか無いと思います。

このページをご覧になった医学生のみなさん、当院で充実した研修生活を一緒に送りましょう。非常に充実した研修生活を送ることができると思います。千葉北総病院での研修を是非考えてみて下さい。

第8回 平成25,26年度研修医 濵名 輝彦 先生

研修医2年目の濵名です。私は他大学出身で、病院は出身地から遠く離れていたのですが、病院見学に伺った際に研修医の先生方が楽しそうに研修されている姿が決め手になって、最終的に北総に来ました。引越してびっくりしたのですが千葉県は土地のスケールがデカく、病院はそんな土地の広さを生かした開放的なつくりです。まわりは緑が多く、シーズンには病院や診療科単位でバーベキューなども行われます(アウトドア派の先生が本当に張り切っていらしたりします)。
今年で開院20年が経ちますが建物には今でも古さを感じません 。職員食堂、研修医室をはじめアメニティにはとても満足しています。内視鏡室も広くてゆったりしています。これらはいくつかの例に過ぎませんが、働きやすさという面は研修先を決めるにはとても大事なことです。都心に近いとはいえませんが喧騒から離れた落ち着いた環境です。そんな中、ドクターヘリが飛び立つエンジン音が病棟の中まで時折耳に届いてきます。ドクターヘリは、わずかな機会ですが、研修1年目に搭乗・現場出動出来ます (ちなみに給与明細にドクターヘリ手当というものがついてきます。こんなのあったんだ…)。 

当院は600床と大き過ぎない中規模の地域基幹病院です。急性期病院であることに加え、リハビリテーション医学会専門医を擁するリハビリテーション科も備えています。症例も診療科も偏りなくバランスがとれていると思った点も志望動機の一つでした。さらに、それぞれの特徴を持った日本医科大学の関連病院、地域医療における協力病院も合わせると相当な症例が集まります。これらの病院には2年次から選択可能になります。臨床研修中に必要なほぼすべての症例を網羅できているのではないでしょうか。

濵名輝彦先生

研修医の人数は現在、歯科を含め2学年合わせて20人もいません。この規模の大学病院としては研修医の数が多くはありません。同期が多いのもとてもいいことですが、指導医1人あたり研修医が何人か、研修医1人あたり指導医が何人かを考えるとこちらにも良いことがあります。顔を覚えてもらえて、指導医やコメディカルの方も研修医を把握しやすいので、やはり働きやすくなると思います。また、いい意味で人が少ないので手技がまわってくることも多いです(1日で4回CV挿入したこともありました)。 

「大学病院はcommon diseaseが…」とよく言われてしまうことですが、専門的な症例でもproblem listにcommon diseaseは挙がります。まして当院は地域の基幹病院として市中病院のような側面もあり、様々な症例の患者さまを診ることができます。また、研修病院選びの際は当直体制は非常に気になるところですが、当院研修の場合は自分のペースが作りやすいと思います。当直の回数が自由に決められる科が多いのです(ただし、当直手当が出る回数には制限があります)。教えていただきたい先生の当直枠を選ぶこともある程度の科で可能でした。
救急外来のfirst touchに関しても能力、希望に応じて指導医に柔軟に対応していただけます。研修医を即戦力として実戦配備しなければ機能を維持できないような病院も中にはあると聞きます。そういった環境で揉まれるという考え方もあるでしょうが、僕はそのような研修は個人的には向いていないと思いました。ルーチンや雑用が多いというよりは主体性、積極性が求められる環境だと思います。自分に何ができるかを自分なりに考えて行動するように少しはなったと思います(動けなさすぎる自分を痛感することも多いですが)。

臨床研修後も病院に残る場合は、学会指導医の資格を取得している先生が多い専門医研修施設でもあるので、進路の不安も少ないかと思います。実際、臨床研修以後も病院に残っている先生が相当数在籍中です。

本当にたくさんの人たちと出会いましたし、多くのことを経験させていただきました。学会の地方会で症例発表する機会をいただいたりもしました(そう言えばあの時は抄録作りの段階でかなりダメ出しが入って大変でした)。経験させていただくことすべてが勉強で無駄だと感じたことはほとんどありません。毎日学ぶことが多過ぎて有り余るぐらいで満足しています。僕にとって北総は身に余るとても有難い場所です。

第7回 平成25,26年度研修医 澤谷 倫史 先生

こんにちは。研修医2年の澤谷です。
この病院での研修も早いもので16か月が経とうとしています。思い返しても、密度の濃い研修生活を送らせてもらっていますね。研修先をここに選んだことは正解だったとつくづく思います。北総病院の良いところならいくらでも思い浮かぶし、このホームページにも研修医が色々な良い点を挙げてくれていますよね。私も自分なりの視点で北総病院の紹介をさせてもらおうと思います。

私は大学でのサークルに打ち込みすぎて、医学の方を疎かにしてしまったタイプの学生でした。そんな自分でも根は真面目なので、今の北総病院では日々勉強し知識を吸収させてもらっています。研修医としての知識は着実につけているし(もちろん、まだまだ吸収しなければならないことはたくさんあって苦労していますが…)、手技も自信がつくほどやらせていただいてます。

澤谷倫史先生

研修医2年目は心に余裕がでてきて自分の専門を考える時期なんですね。今も研修医2年目はみんなどの科に行きたいか語り合っている最中です。そんな自分は将来、循環器内科医として医療に携わりたいと考えています。その中でもカテーテル治療という分野にすごく興味を持ちました。私は研修医の中でも志望の科を決めるのが早かったせいもあって、その科の先生方も目をかけていただき、多くの循環器領域の世界を見させてもらっています。例えば、豊橋カテーテルライブデモンストレーション、ADATARAライブデモンストレーションです。これらはインターベンションの発展育成のために、インターベンショナリストのトップオペレーターが全国から集まってPCIデモンストレーションを行ったり、講習会が行われていたりする、カテーテル分野の勉強会です。

なかなか耳にしないイベントだとは思いますが、わかりやすく言うとカテーテル治療に携わる医師の祭典のようなものです。他にも、心血管インターベンション治療学会(CVIT)や集中治療学会にも連れて行っていただく予定です。このような学会に連れて行っていただけることで自分の将来像が想像しやすくなって、深く広い視野を獲得することができるのです。

また、北総病院は急性期医療に強い病院なんですね。そういう意味での教育もしっかりしています。たとえば一年に数回ICLSといった医療従事者向けの蘇生のトレーニングコースが受講できます。病院内の患者さまが心肺停止だった場合自分はどういう行動をとるべきかを学べる機会です。他の病院でもBLSやACLSといった一次救命、二次救命措置のコースが学べますが、このICLSはそれらのどちらもおいしいとこ取りしたようなコースで、一度でどちらもほぼ学ぶことが可能なのです。実際、病棟の急変時は確実にこの知識は必要であり、実際自分もこのコースを学んで良かったと思ったことが何度もありました。

いかがでしょうか。あまりに個人的な内容ではありましたが、私が訴えたいのは研修先をこの病院に選んでもまったく後悔はないということです。興味を少しでも持っていただけなら幸いです。あとは自分がいいと思ったこと、良くないと思ったことを以下にまとめておきますね。まずは北総病院の見学に是非来てみてください。気軽で結構です。そうしたらもっとこの病院の良さが伝わると思いますよ。その時はお待ちしています。

○北総病院のよくないところ
・ 都心から離れているため、都内に知り合いが多い場合はやや苦労する。
・ 北総線の電車賃が高い。そのため都内まで出るのに1000円以上かかる。つまり往復2000円以上かかる。
・ 病院の周辺に食事する場所が極端に少ない。わざわざ千葉ニュータウン中央駅まで車か電車で移動しなければならない。車がない人には行動が制限される。
○北総病院のいいところ
・ コメディカルのスタッフがしっかりしている。親しくなると相談に乗ったりしてもらえ勉強になる。
・ 日本医科大学の付属病院の中では一番大きくてきれいな病院。
・ 研修医が10人くらいでほどよい。そのためヨコのつながりは強い。
・ 手技の獲得には申し分ない。タテのつながりも強く、しっかりした自分の将来像を思い浮かべやすい。

第6回 平成25,26年度研修医 清田 裕美 先生

新研修医2年目の清田です。今回は私が千葉北総病院の魅力についてお伝えしたいと思います。
前回までこの「研修医の声」を書かれていた先輩方のほとんどが千葉北総病院に残り、今それぞれの診療科でさらに頼もしく、また様々な専門知識をどんどん吸収していらっしゃる姿を見ていますと、この病院で築いた臨床研修の土台がしっかりしていることを強く思います。
以前先輩方も書いていらっしゃいましたが、これから臨床研修を迎える皆さんにとっての研修病院の魅力とはなんでしょうか。
立地条件や労働環境などはもちろん気になるところだと思いますが、やはり一番皆さんが悩むのは、「どの病院ならより良い研修ができるのか」ということだと思います。では、そもそも「良い研修」とは具体的にどのようなものでしょうか。それは研修生活に皆さんが何を求めるかによって異なるものです。しかし、大多数の人が研修病院を探す上で重要視しているポイントには、いくつかの共通点があるのではないでしょうか。

1つ目は、「臨床研修医が学ぶべき症例を数多く経験できること」、だと思います。
研修病院であれば、それがどこであっても学ぶ症例は沢山あると思います。しかし土地柄やその病院の地域での役割によって、疾患の偏りが生じてきます。一般的に、大学病院はより専門性の高い治療を行ったり、研究の場としての役割を持つ一方、市中病院ではCommon diseaseと言われる日常診療でよく見る疾患患者さまが多く集まってきます。どちらも学ぶ上で魅力的な部分がありますが、北総病院はこの大学病院と市中病院のちょうど中間、どちらの良い要素も兼ね備えています。大学病院でありながらも、地域の基幹病院としての役割を担っているため、Common diseaseはもちろん、高齢者に対する診療も多く経験することができます。
また、大学病院ならではの高度な急性期治療、特に、ドクターヘリで有名な救命救急センターでは他では見られない重症外傷に対する治療を学ぶことができます。私たち研修医もドクターヘリやラピッドカーに同乗し、救急現場からの鑑別、検査、蘇生等を経験できますよ。

2つ目は、「手技が多く経験できることと、指導医が充実していること」、でしょうか。
多くの医学生にとって、「手技を多く経験できること」は人気病院の理由として挙げられるかもしれません。
私も学生の頃、大学病院よりも市中病院の方が研修医の人数も少なく、手技が多く経験できるため魅力的に感じていました。北総病院では、先ほども申し上げた通り、市中病院に近い診療体制でもあり、研修医は1学年7~8人前後ととても程良い環境です。

清田裕美先生

ローテート中は各診療科研修医は1人か2人であるため手技を取り合うこともなく、多くの経験を積むことができます。おそらくこれは他の市中病院にも当てはまる、北総病院のメリットだと思います。
しかし私は、これに加えて「指導医が充実している」かどうかもとても重要だ、と北総病院で研修していて改めて感じたのです。研修医1年目の頃は、手技ができて成功すればもちろん嬉しいですが、できたかできないかという結果ばかりに目が行きがちです。でも本当に重要なのは、手技に伴う危険を知っていること、どうすればそれを回避できるか学ぶこと、また一度失敗した手技に関してあらゆる他のアプローチ法を習得することではないでしょうか。それを効率よく習得するには、やはり指導医による適切なフィードバックが不可欠です。数をこなすことももちろん大事ですが、手技に関しても質の良いフィードバックは自分ひとりで得られない知識と技術の向上につながります。北総病院では教育熱心な指導医が沢山いらっしゃいます。手技の機会も多い一方、そのひとつひとつに指導医がついてアドバイスしてくれます。とても素敵な環境だと思いませんか?

3つ目には、「自分の理想とする研修ができること」、を挙げたいと思います。
今まで述べたことも、理想の研修条件に欠かせない要素であることは確かですが、「みんなにとっての理想」の研修と、「自分にとっての理想」の研修は、また少し変わってくるはずなのです。北総病院の研修カリキュラムにおいて、2年次の多くの期間が自由選択期間であることのメリットは、ここに活かされてくると思います。これに関しては個人の理想のプログラムを組み立てられる、という抽象的な説明しかできないので難しいですが、他の研修病院で設定されている外科コース、産婦人科コース、小児科コース等以上に、北総病院では完全なオーダーメードのローテートを組むことができます。
またそれだけではなく、月に1回の研修医懇談会の場や、研修管理委員会にも研修医が参加するなど、研修に直接影響する話の場に自ら参加し、自分の希望に沿った研修に変えていくことができます。地域研修も協力病院が多数あり、私の個人的な話をするとすれば、1年目に北総病院で3次救急を中心に経験したため、2年目では1・2次救急をもっと経験したいという思いから、沖縄の浦添総合病院へ2ヶ月、また今後必要になってくる外来診療の診察技術を学びたいと思い、成田空港クリニックへ1ヶ月行く予定です。他にも自分が選択した科でやりたいことを指導医と話し合い、自分に合った研修を組み立てていけます。私も自分で組み立てたローテートができる今年の研修がとても楽しみですし、自分が決めたということでさらに研修へのモチベーションが上がりました!

とても長くなってしまいましたが、北総病院の魅力が少しは伝わったでしょうか?
まだまだ話したいことはたくさんありますが、それはまた今後の「研修医の声」でみんなが伝えていってくれると思いますので、たまにはこのページを覗きに来てくださいね。そして見学にきた際には私たちを見つけて是非声をかけてください!一緒に飲みに行って話しましょう!各科の飲み会はもちろん、研修医同士でもお花見、BBQなどたくさん楽しいことを企画しています。いつでも皆さんが来てくれるのを心からお待ちしています。

第5回 平成24,25年度研修医 水口 滋仁 先生

初期研修医2年目の水口です。このページを御覧になっている医学生や医師を志す方は、何を基準に研修病院を探していますか?自分が進みたい診療科の様子、病床数、立地、給料など、人それぞれあるとは思いますが、私は研修プログラムが自分に合っているかをもっとも重視しました。他の研修医が紹介してくれた通り、当院のプログラムは2年目の選択科の自由度が高いのが特徴の一つです。

水口滋仁先生

私は2年目に、地域研修として沖縄の浦添総合病院を2ヶ月選択しましたので、その研修の様子を紹介します。研修は10、11月の2ヶ月でした。ここでの地域医療研修は救命救急センターで行いますが、千葉北総病院の救命救急センターとは異なり、1次~2次救急が中心で、ウォークインや、軽症~中等症の救急搬送症例を1日中診ることが出来ます。いわゆるERというやつです。頭痛、発熱、腹痛、めまいなど様々な症状の患者さまに研修医がファーストタッチで関わり、必要な問診、身体所見、検査を自分で評価し、診断、治療や場合によっては専門科への適切なコンサルトまで行っていきます。自分がそれまで得てきた力が問われることになり、それを実感できた時の快感と、一方でその何十倍もの屈辱を味わいました。

しかし、指導医の先生方は教育熱心で、何が出来ていたのか、何が足りなかったのかを必ずフィードバックして下さったので、大いに成長する事ができたと思います。経験した疾患は多岐多数にわたり、いわゆる風邪から心筋梗塞、脳卒中まで、2ヶ月で約500症例に携わることができました。
また、余談ですが、観光名所巡りや、11月でも余裕のダイビング、現地の先生方をはじめ様々な方と、美味しいお酒と料理を楽しみながら話ができ、オフタイムも存分に満喫できました。

沖縄研修の紹介が長くなりましたが、私が言いたいのは、当院の研修プログラムが大変魅力的という事です。選択診療科の自由度が高い故に、上記のように3次救急中心の救命救急センターとER研修を共に経験できるといった選択も可能になります。そんな研修病院はそう多くはないだろうと思います。
また、当院の魅力として、病院として理想的な環境であることも重要な点です。広くて明るく開放感があり、病床数600、診療科20とそれぞれ充実しており、大学病院にも関わらず異なる診療科や職種間の敷居も低く、何よりどの科の先生も教育熱心な方ばかりです。
他にも当院の魅力は沢山ありますが、残念ながら紙面の都合上、すべてお話することができません。ただ確かなのは、当院を研修先に選択して後悔した先生がいたとは(私自身も含め)今まで聞いたことがないという事です。

当院での初期研修に少しでも興味を持って頂いた方!まずは、一度病院見学に来て下さい!ここでは伝えきれなかった当院の魅力も沢山伝えることができると思います。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!!

第4回 平成24,25年度研修医 柴田 あみ 先生

研修医2年目の柴田です。私は外傷外科医になりたいと考えており、サブスペシャリティー(整形外科、腹部外科、麻酔科、小児科医など)を持つスタッフが初療/手術/術後管理/病棟管理まで自己完結型で行うという救急に魅力を感じて、縁もゆかりない土地でしたが、当院を研修先に選びました。

私が研修先を選択する上で重要視したのは、(1)教育体制が整っていること、(2)医師、看護師、事務職員にとって働く環境が良いこと、(3)研修医の人数が多過ぎないこと、(4)研修科の選択が幅広いことでした。

実際に研修医として働いて約2年となりますが、当院を研修先に選んで後悔したことは一度たりともありません。アットホームなスタッフに囲まれ、大好きな同期に囲まれ、優秀なスタッフに多くのことを教えて頂き、非常に充実した日々を送っております。研修医の人数が少ないため、同じ科をローテートする人数は2名まででした。そのため、手技も数多く経験できましたし、教育もしっかり受けることができました。研修医室には1人1つ机があって、パソコンも1台ずつ提供され、勉強する環境も充実しています。

当院の研修はcommon diseaseをあまり経験できない点が難点と言われていました。しかし、その点を克服するために当院では「地域研修」の枠で最大3か月間、他院で研修可能となっています。選択できる研修先の病院数も豊富です。私は地域研修枠として沖縄の浦添総合病院に3か月行かせて頂き、多くのcommon diseaseを経験することができました。

柴田あみ先生

私の同期は5名ですが、3年目に北総病院に残留するのが4名、残りの1名も日本医大の本院に行くことが決定しています。同期全員が日本医大の付属病院に進むことをみると、当院での研修がいかに有意義で充実しているか、おわかりいただけると思います。私は研修先病院を決めるにあたって、学生時代に多くの病院見学に行きましたが、当院の印象がダントツで良かったため迷うことなく当院での研修を選択しました。しかし、実際に自分の目で見学してみないとわからないことも多いと思います。まずは気軽に一度見学に来て、病院全体の雰囲気や研修医の雰囲気を見て下さい。そして、当院の研修医を希望して頂けたら幸いです。心からお待ちしております。

第3回 平成24,25年度研修医 大久保 知美 先生

研修医2年目の大久保です。学生時代、私が病院見学に訪れる度に、研修医の方に必ず質問していたことは、「何故、この病院を研修施設として選んだのですか?」という問いかけでした。なので、まず始めに私が日本医大千葉北総病院を臨床研修施設として選んだ理由をお伝えしようと思います。
私は、生まれも育ちも北陸で、医学部も地元の大学を卒業しました。関東を中心に研修施設を検索しており、また、将来の進路は内科にと決めていたため、研修期間はしっかりと急性期を学べる病院で、と思っていました。
そんな中で、見つけたのがドクターヘリで有名な日本医大千葉北総病院だったのです。実際に病院見学に訪れた際も、すごくアットホームで、大学病院の指導体制が整いつつも地域密着型の病院であるといった、大学の分院ならではの特徴も兼ね備えていたところに魅力を感じ、この病院での研修を希望しました。

大久保 知美 先生

実際には、分院といえども、他大学出身であったため日本医科大学卒業の方と上手くやっていけるかどうか、内部・外部で隔たりが出来てしまうのかといった不安が多々あったのも事実です。
しかし、いざ研修医生活がスタートするとそういった悩みはまったく無用でした。

研修医の数も少ないため、指導医を含め、ナース、コメディカルの方々もすぐに名前を覚えて下さり、研修医生活を非常に送りやすい環境であることを日々実感しています。

急性期病院であるため、特に救命救急センターに関しては他では経験できない重症例を数多く診療できます。研修医時代に目にしなければ、二度と経験できないような症例が日々溢れています。そういった症例に日々携われることを非常に幸せだと思います。

そして、研修医生活を大きく左右するのは、同期や先輩・後輩との関係だと思います。当院の研修医室は1年目2年目が一緒になっていますが、上下関係を超えて非常に仲良く、学年を隔てて悩みや相談も言い合うことができています。また、各学年誕生日会や旅行(温泉旅行や、沖縄旅行!)も時間をみつけて企画するなど、医療だけではなくプライベートでも充実した日々を送っています。自然に恵まれ、アットホームで、かつ充実した研修医生活を送りたい方は、ぜひ一度ご見学に来てください。待ってます。

第2回 平成24,25年度研修医 内山 沙央里 先生

研修医2年目の内山です。前回の「研修医の声」にて、同期の纐纈先生が研修全体のことを述べてくれたので、研修医がどんな研修生活を送っているのか、よりリアルにお話できればと思います。
まずは研修カリキュラムの説明から。当院のカリキュラムは1年目の半年を内科、もう半年を急性期の科(CCU、救命救急センター、脳神経外科、麻酔科)でローテーションします。2年目では1か月間の地域実習は必須ですが、残り11か月は自分の興味や志望に合わせてローテーションしたい科を自由に決めることができます。北総病院以外の日本医科大学関連病院(本院、武蔵小杉、永山)にもローテーションすることができます。2年目に自由選択できる期間が長いのは、臨床研修後の進路を決めるうえで大変ありがたい制度です。「専修する科を決める≒自分の人生を決める」と言っても過言ではなく、後悔しないよう慎重に決断する必要があります。志望する科が複数あって迷うようであればすべてローテートしてみることで、各科の独自の雰囲気や生活の流れを掴み、進路が決めやすくなります。すでに志望する科を決めている人は、関連性の高い科をローテートすることで専門知識をより深めることができます。

私は循環器内科を志望しており「一度、冠動脈バイパス術を見てみたい」と思い至ったことから1か月心臓血管外科を選択しました。心臓血管外科単独の手術は週3回、放射線科と合同で週1回ステントグラフト内挿術を行っています。診療はグループ制をとっており、手術、術前術後管理を3人のオーベンの先生と一緒に携わらせていただきました。朝8:30にミーティング、日中は手術や病棟業務、仕事が終わり次第ミーティングを行い、その後解散…これが基本的な1日の流れでした。
手術は1ヶ月ほぼ全例で執刀医の隣で術野に入らせてもらえて、執刀医の目線で術野を見させていただきました。今まで人工心肺装置やペースメーカーなど心臓血管外科で扱う機械類は複雑でとっつきにくい印象があり、勉強が疎かになっていたのですが、実際に手術でどのように使用するのか見させてもらえたおかげで、座学よりもはるかに各機械の仕組みを理解することができました。

内山 沙央里 先生

縫合も1ヶ月練習させていただき、ローテーションの終盤では縫合を1人で任せてもらえるまでに成長できました。病棟業務も研修医に任せてもらえる範囲が広く、CV挿入や術創管理など様々なことをやらせてもらえます。上級の先生が必ずついてくださるので安心できますし、間違ったことは指摘してもらえます。

心臓血管外科の先生に限らず、千葉北総病院の先生方はとても教育的です。手技、発表の仕方など手取り足取り教えてくださいます。研修医が大学病院本院よりも多くないため、細やかな指導を受けることが可能であり手技は多くあります。どの科をローテートしても、研修期間の最後には寂しさを覚えるほど充実した研修を過ごすことができます。
普段、病棟業務で多忙の日常ではありますが、多職種での納涼会、BBQパーティー、忘年会等のイベントが、折に触れて開催されます。仕事をするときはしっかり仕事し、遊ぶときにはみんなでワイワイ楽しむといった日々です。千葉北総病院に来てくだされば充実した研修生活が待っていること間違いなし!ぜひ見学にいらしてくださいね。お待ちしております。

第1回 平成24,25年度研修医 纐纈 敦 先生

初めまして。研修医2年目の纐纈です。今回、千葉北総病院の臨床研修のホームページが新しくなるということで、救命救急センターのあの松本先生から指名していただき光栄にも第1回目の「研修医の声」を担当することになりました。

纐纈 敦 先生

まず、僕は日本医科大学出身ではなかったのですが、救急の有名な病院で研修したいという思いと地元千葉県の病院ということで北総病院を選択しました。実は、学生時代に病院見学に来たのですが、その時まさに東日本大震災が起きた日でした。その後、話を聞くと千葉北総病院のドクターヘリが被災地に最初に到着したとのことです。何か「縁」というものを一人で勝手に感じています。そして、見学したときの病院全体の雰囲気も良く、マッチング試験を受けました。マッチング試験当日は面接試験もあり緊張していましたが、面接の雰囲気はすごく和やかな感じで受験することができました。
晴れて、昨年4月よりついに研修がスタートしました。最初は電子カルテなどの業務についていくことで必死でしたが、少しずつ病院の雰囲気にも慣れ、先輩医師や看護師を含めたコメディカルの方々からもいろいろなことを教えていただいている毎日です。

僕たちの代は医師研修医5人、歯科研修医2人の合計7人と、若干少ないかもしれませんがその分仲が良く、食事はもちろん、旅行などもみんなで行きます。医療の場では、手技で取り合いになることもありませんし、先生方も各科研修医はだいたい一人なので集中して教育してくれます。
ということで、研修医としての千葉北総病院の魅力が伝われば嬉しいです。ぜひぜひ、学生のみなさんはドクターヘリを見に、そして千葉北総病院に見学に来てください。あの、ドラマ「コード・ブルー」で山ピーやガッキーが来た現場を実際に歩いてみてください。また、このホームページを見ていただいた研修医のみなさんや先輩医師の方々には、良い臨床研修生活を送るためにどういったことをしているかなどを、私たちにも教えていただければと思います。
今後、「研修医の声」を続けていきますので、楽しみにしていてください。何か研修医に聞きたい質問等ありましたら教えてください。

次回の「研修医の声」は平成24,25年度研修医の内山沙央里先生です。