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病院長あいさつ

顔1地域とともに40年

当院は昭和52年に、東京都などの要請により、日本医科大学の付属病院の一つとして開院いたしました。多摩市をはじめ、南多摩地域における基幹病院として安全で安心な医療を提供するよう努めております。
がん診療では、南多摩エリアの拠点病院として医療スタッフを充実させております。他院で切除不能と診断された方も、是非、ご相談ください。また、救命救急センターを併設し、これまでも多くの救急医療に実績があり、災害時の救急対応についても様々な準備をしています。

今後、わが国では高齢化が進み、必要となる医療の質も大きく変化していきます。この変化に対し、国全体では、必要な医療を、「高度急性期」「急性期」「回復期」「慢性期」「在宅」に分類し、各地域で必要となる病床を予測し、適切に整備を進めることを計画しています。
当院は大学付属病院として、高度かつ急性期の医療を提供していくことが求められていますが、「回復期」「慢性期」など段階に応じ、近隣の多くの施設(病院、診療所)と連携し、皆様のニーズに応えられるようにいたしております。これからの時代の医療は、一人の医師、あるいは一つの施設で全ての治療が完結するものではありません。受診される皆様の病状に応じ、適切な施設をご案内することも重要な使命と考えております。南多摩地域全体を一つの医療施設と見立て、皆様が遠方に出向くことなく、診療が受けられるようさらなる地域連携の整備に尽力いたします。

これらが円滑に運用されるためには、皆様のご理解とご協力が不可欠です。お気づきの点がございましたら、是非、ご意見をお寄せいただきますようお願いいたします。皆様とともに、より良い病院、より良い地域にしていくことができれば幸甚です。

日本医科大学多摩永山病院

院長 中井 章人