薬剤部

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  林 太祐

職 名

薬剤部 副部長

専門・資格等

・日本糖尿病療養指導士認定機構
 日本糖尿病療養指導士
・日本循環器学会
 心不全療養指導士
・日本くすりと糖尿病学会
 糖尿病薬物療法履修薬剤師
・日本病院薬剤師会
 病院薬学認定薬剤師
・日本薬剤師研修センター
  認定実務実習指導薬剤師
・日本くすりと糖尿病学会 
 研究推進委員会 副委員長
・日本くすりと糖尿病学会 
 アドボカシー部会 副部長
・日本くすりと糖尿病学会 
 代議員
・東京都病院薬剤師会 
 薬務薬制部 部員
・東京都病院薬剤師会 
 薬務薬制部 病棟業務整備小委員会 部員
・東京都薬剤師会 
 実務実習委員会 委員

略 歴

福山大学薬学部卒業
福山大学大学院薬学研究科修士課程修了
東京女子医科大学病院 薬剤部
社会保険蒲田総合病院 薬剤部 主任
日本医科大学付属病院 薬剤部 副薬剤部長

薬剤副部長 菅谷量俊

菅谷 量俊

職 名

薬剤部 副部長

専門・資格等

・日本薬剤師研修センター 
 認定薬剤師

・日本薬剤師研修センター 
 認定実務実習指導薬剤師

・日本化学療法学会 
 抗菌化学療法認定薬剤師

・日本未病システム学会 
 評議員

略 歴

東京薬科大学衛生薬学科 卒業
日本医科大学付属病院薬剤部
東京薬科大学薬学部 客員准教授

専門・認定薬剤師(人数)

薬剤師人数:29名

名称 人数
日本くすりと糖尿病学会 糖尿病薬物療法履修薬剤師 1名:
林太祐
日本糖尿病療養指導士認定機構 日本糖尿病療養指導士 1名:
太祐
西東京臨床糖尿病研究会 西東京糖尿病療養指導士 1名:
加藤浩子
日本循環器学会 心不全療養指導士 1名:
太祐
日本医療薬学会  医療薬学指導薬剤師 2名:
田杭直哉
近藤匡慶
日本医療薬学会  医療薬学専門薬剤師 3名:
田杭直哉
近藤匡慶
吉田真人
日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師 2名:
吉田真人
淡路健作
日本病院薬剤師会 感染制御専門薬剤師 1名:
田杭直哉
日本病院薬剤師会 認定指導薬剤師 2名:
田杭直哉
渡辺圭
日本臨床救急医学会 救急専門薬剤師 1名:
長野槙彦
日本臨床救急医学会 救急認定薬剤師 2名:
近藤匡慶
長野槙彦
日本臨床栄養代謝学会  栄養サポートチーム(NST)専門療法士 1名:
黒田香織
日本小児臨床薬理学会 小児薬物療法認定薬剤師 1名:
井上友莉恵
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師 5名:
菅谷量俊
田杭直哉
近藤匡慶
渡辺圭
黒田香織
日本医薬品情報学会 医薬品情報専門薬剤師 1名:
田杭直哉
日本緩和医療薬学会 緩和薬物療法認定薬剤師 1名:
淡路健作
日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師 5名:
太祐
菅谷量俊
田杭直哉
稲葉育広
加藤浩子
日本病院薬剤師会 病院薬学認定薬剤師 4名: 他 複数
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師 4名: 他 複数
スポーツファーマシスト 3名: 他 複数

施設認定

日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修事業研修施設
日本医療薬学会がん専門薬剤師制度研修施設
日本医療薬学会認定薬剤師制度研修施設

1.理念と目的

理念は、安全で良質な医療提供を通じて患者さんのQuality of life(生活の質:QOL)向上に貢献することです。患者さんが“スプーン一杯”の食事を美味しくいただけるよう、薬剤師の視点から症状緩和にむかえる支援を行います。ひとくちの摂取は健常者にとって無意識に達成しやすい目標ですが、患者さんにとっては近くて遠い精一杯の目標である意識が大事です。
薬物治療が安全かつ適正に実施されるように内服、注射薬調剤をはじめ薬剤師の病棟活動などを通じ、医療の担い手、チーム医療の一員として患者さんやご家族との関わりを大切にします。また、医療機関における薬事全般に関与し、間接的に患者さんが安心できる医療サービスの提供に寄与するため、以下の業務に取り組んでいます。

2. 主な業務内容

内服調剤業務

電子カルテを導入しており、医師が処方した内容を薬剤師がチェックし調剤しています。処方せんに従い正確に調剤するだけでなく、投与量、投与方法、副作用、相互作用などの確認を行い、払い出しています。特に、ハイリスク薬については、臨床検査値を確認し、患者さんの状態にあわせた投与量、投与間隔、相互作用に重点をおき、服薬状況および副作用の早期発見を目的として服薬指導を行っています。

製剤業務

医師の要望にこたえ特殊な病態の患者さんにあわせた治療を実施するため、吸入剤、点眼薬、軟膏剤など国内に市販されていない特殊な製剤を安全性に配慮し、調製し提供しています。

注射薬調剤

注射薬は、直接体内に投与されるため、安全に投与されなければならず、そのため薬剤師により注射処方せんに基づき患者さんひとりごとの取り揃え、処方内容をチェックし医療事故防止に努めています。
2021年の電子カルテ導入に伴い、全病棟の個人別注射薬セットが簡素化され、さらに在庫管理の面において適正化が図れています。また、患者さんの病態にあわせた投与設計についても、医師に対し疑義照会を積極的に行い医療安全面および医療経済面において寄与するよう努めています。

調剤業務集計(外来および入院)

調査項目 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
外来処方箋  総枚数 108,411 93,197 95,509 97,799 94,719
・院外処方箋 枚数 95,970 82,032 82,942 84,409 81,977
・院内処方箋 総枚数 11,920 11,158 12,567 13,390 12,742
・院外処方箋 発行率(%) 88.5 88.0 86.8 86.3 86.6
入院処方箋  枚数 59,204 56,666 63,496 66,734 68,062
入院注射処方箋 枚数 142,877 129,242 133,422 127,666 131,976
外来化学療法 実施患者数 4,111 4,007 4,858 5,415 5,465

薬品管理業務

病院内の全医薬品の購入、在庫、品質等を管理し、品質が確保された医薬品を安定供給しています。病棟定数配置薬は、毎週巡回しており使用期限などの品質管理に取り組んでいます。また、年2回全部署の在庫調査を行っており、適正在庫管理および品質管理に取り組んでいます。

病棟常駐業務(薬剤管理指導業務を含む)

2014年10月より、全病棟に薬剤師が常駐し、安全で最適な薬物療法を行われるよう、きめ細かに業務に取り組んでいます。
入院された患者さんと面談し、持参薬、一般薬も含めた服用状況、アレルギー歴を確認し、相互作用、副作用モニタリングやTDM(治療薬物モニタリング)などを行います。面談により得られた情報は医師等へフィードバックし、処方変更などの提案など副作用の軽減と防止に努めています。処方された薬剤について説明し、場合によって投与前に薬の内容、注意点について詳細に説明します。そして退院時に、退院後も安心して服用していただくよう、相談に応じています。
また、病棟カンファレンスや回診に参加し、患者さんの状況に的確に対応した「チーム医療」を進めています。現在、疼痛緩和ケアチーム、褥瘡対策チーム、栄養サポートチーム、ICTに参加し、質の高い医療を目指して努力しています。

薬剤管理指導料算定件数

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
薬剤管理指導件数(合計)
  薬剤管理指導料1(件)
  薬剤管理指導料2(件)

16,125

5,492

10,633

14,270

4,961

9,310

15,077

4,957

10,120

13,020

4,622

8,398

14,615

5,400

9,215

退院時薬剤情報管理指導料(件) 714 514
  • 591
167 599
病棟業務実施加算1(件) 21,117 18,819
  • 20,156
19,930 19,622
病棟薬剤業務実施加算2(件) 3,870 3,121
  • 4,313
6,862 8,133


薬品情報室

医薬品に関する情報の収集、管理を行っています。薬品情報室では、日々進化する医療に迅速に対応し、主に医薬品に関する情報を論文、成書、インターネットおよび製薬メーカーのMRによる提供資料を用いて収集・管理を行っています。最新の最適な情報をわかりやすくまとめて院内の医療従事者に対し、情報共有できるように努めています。また、病院内の薬事委員会という「医薬品に関する採用」、「採用薬品の使用状況」、「副作用発生報告」などに関する審議・決定をする委員会の事務局を務めています。

外来化学療法室

抗がん剤治療を受けられる外来・入院患者さんに対して、抗がん剤が安全に投与されるように投与量・投与スケジュールのチェックや注射薬の無菌調製を行っています。また、治療中の患者さんのところへ伺い、くすりの説明や副作用の発現状況を確認し、医師と協議して副作用を軽減するための処方提案を行っています。
外来化学療法室(輸液療法室)は、外来患者さんを対象とした抗がん剤治療の専用室です。ここではがん治療の専門の知識を有する、外来がん治療認定薬剤師やがん化学療法認定薬剤師が常駐し、医師、看護師と連携して副作用の対策や治療に当たっています。
2015年からは、抗がん剤治療を初めて受ける患者さんや治療法が変更となった患者さんを対象に、専用のカウンセリング室で、お薬や治療スケジュール、副作用の発現時期や対処方法などを詳しく説明し、患者さんからの質問にお答えしています。

無菌製剤処理料算定件数(外来および入院)

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
無菌製剤処理料1(件) 5,001 5,169 5,373 6,174

5,662

無菌製剤処理料2(件) 545 390 224 354 333
無菌製剤処理料1
(閉鎖式接続器具使用)(件)
316 300 394 429 398
総件数 5,862 5,859 5,991 6,957 6,393

薬剤師外来

当院では薬剤師外来を2019年6月より開設しています。主に手術予定の患者さんの常用薬を確認し、その中から周術期に影響を与える薬剤(抗凝固薬、抗血小板薬、ラロキシフェンなどの骨粗しょう症治療薬、糖尿病薬、低用量ピル、サプリメントなど)を服用していた場合、医師からの休薬指示のチェックや休薬期間の提示を行っています。

薬剤師外来業務指導件数

指導件数 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
持参薬外来指導件数 752 1306 1,884 1,284
術前中止薬指導件数 230 1236 1,664 1,685
がん患者指導管理料ハ 算定件数 397 412 272 156

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手術室

麻薬、向精神薬、毒薬などをはじめとする医薬品の適正管理を通じ、医療スタッフの負担軽減、医療安全の確保を行っています。
また2022年4月より周術期薬剤管理加算算定を開始し、麻酔科医の術前診察後に手術室常駐薬剤師が服用中止薬の再確認等、病棟薬剤師と連携をすることで手術リスクの回避を行っています。

研究、その他

一般業務の他に臨床研究、学生教育に力を入れています。

臨床研究では、通常業務で生じる疑問点や薬剤部が取り組んでいる業務内容を中心に薬学的観点から検証を行っています。臨床研究を行うことで、科学的根拠に基づいた業務を構築することができ、患者さんのQOL向上に貢献しています。臨床研究は、薬剤部内にとどまらず、医師をはじめとした他の医療スタッフと共同で実施する場合や、他の医療施設、大学など外部と連携をとり実施する場合もあります。
臨床研究の成果は、学会発表や論文投稿を積極的に行っています。
現在、薬学系大学では5年次に11週間の病院実務実習が義務づけられており、当院では学生を積極的に受け入れています。学生教育では、内服、注射調剤業務の実務実習と並行して早期より病棟での実務実習を行っています。病棟実習では、医療人としての自覚を形成させ、患者さんの気持ちを考え、行動することができる薬剤師の育成に努めています。

治験依頼者の方へ

各種申請書類、標準手順書、IRB議事録概要等の閲覧等をご希望の方は下記までご連絡ください。

日本医科大学多摩永山病院 薬剤部
治験事務局
TEL:042-371-2111(内線:2240)