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Department of Comprehensive Medicine and Health Science総合医療学

総合医療学(総合医療・健康科学分野)では、医療現場に直結する実践的な知識とスキルを身につけ、これからの医療を明るく積極的に担うことのできる人材の育成を目指しています。
特に、急速に進む高齢化社会に対応した総合的な臨床能力の修得を重視しています。

本分野では、以下のような多彩な臨床経験を積むことができます:
・多疾患を併存した患者への救急対応(ER での初期診療)
・各臓器別専門診療をつなぐ「総合診療(Generalist)」の実践
・入院においては多職種を支える Hospitalist の育成
・肺炎などの一般的疾患から、不明熱など診断困難な症例対応の実践
・英語での臨床対応(Deshpande 特任教授による講習)の習得
これらの臨床研修を通じて、実践的な診療能力を段階的に高めることが可能です。将来的には、総合診療専門医に加え、内科専門医とのダブルボード取得も目指すことができます。

研究面では、次のような多様なテーマに取り組んでいます:
・救急患者の診療実態に関する疫学研究
・難治性疾患・感染症・老年医学・東洋医学に関する研究
・高気圧酸素療法の臨床応用とその効果検証
・AI(人工知能)を活用した診断支援・画像解析技術の開発
・VR(仮想現実)技術を用いた教育・シミュレーショントレーニングの開発

特に、次世代の医療を支える新しい技術や学習手法の開発には積極的に取り組んでおり、未来志向の教育・研究体制を整えています。
また、医療従事者自身が健康に、そして長く安心して働ける環境づくりも重要なテーマの一つです。本分野では、働き方改革やチームワーク推進などを通じ、持続可能な医療現場の在り方を実践、発信しています。

医師としての知識・経験をさらに深め、社会に貢献する次世代の医療リーダーを志す方の参加を心よりお待ちしています。

髙木 元

総合医療学 / 総合医療・健康科学
大学院教授 髙木 元

  • 分野 (教室) の概要

    2008年10月、初診の患者や1~2次の救急患者を効率よく受け入れるために日本医科大学付属病院総合診療センターが発足した。このセンターは外傷の診療にあたる外科系の医師と内因性疾患を主に見る内科系の医師の混成チームである。総合診療科は主に内科系疾患の診療を担当し、総合内科専門医、循環器専門医、血液内科専門医、老年病専門医、糖尿病専門医、救急専門医、集中治療専門医など多岐にわたる専門医が集結して集学的な診療を行っている。

    2013年4月より、総合医療・健康科学分野(大学院分野)の臨床部門として位置づけられ、医学部教育においては、総合医療学を担当している。内科系診療科が完全臓器別化したため、学生や研修医のプライマリーケアの教育の場として重要な役割を果たすようになった。2014年7月から専修医ローテション制度を導入することで、学生、研修医、専修医、指導医の屋根瓦式教育体制が確立した。また、2014年10月より米国大使館の総合内科医Deshpande氏を非常勤特任教授として迎え、英語での医学教育にも力をいれている。医局員は研究生または大学院生として所属し、教室としては総合診療専門医、総合内科専門医の取得を第一目標に掲げている。また、内科系サブスペシャリティー専門医や救急専門医などへのキャリパスを支援し、総合力のある専門医を排出することを目指している。

  • 主な研究内容
    • 救急患者の診療実態に関する疫学研究
    • 難治性疾患・感染症・老年医学・東洋医学に関する研究
    • 高気圧酸素療法の臨床応用とその効果検証
    • AI(⼈工知能)を活用した診断支援・画像解析技術の開発
    • VR(仮想現実)技術を用いた教育・シミュレーショントレーニングの開発
  • 臨床 (診療) のご案内

    臨床については、日本医科大学付属の4つの病院を中心に診療・教育・研究活動を行っています。各病院における活動については、以下のリンクより詳細がご覧になれます。