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Department of Gastroenterological Surgery外科学(消化器外科学)

消化器外科を専門とし、真摯に臨床や研究を考える医師を養成する目的で卒後研修を行っている。3年間の外科専門医制度専攻医研修プログラム期間に、臨床医としての基本的知識、技術及びプライマリーケアとともに、一般外科、消化器外科研修を行う。卒後6年目で外科専門医の資格を取得する。研修期間を通じて、外科手術手技以外にも、一般消化器疾患を取り扱う上で必須である内視鏡検査や超音波検査などの基本的診断手技についても習得する。

外科専門医取得後は、約3年間の臨床医学の研鑽を積み、その後に大学院を含め基礎医学あるいは臨床医学の研究に携わり、学位を取得する。個々によっては、国内あるいは海外留学の機会を与えて視野を広げ、卒後10年でgeneral surgeonとしての研修を修了する。

臨床では消化器癌の集学的治療、腸閉塞などの腹部救急疾患、内視鏡手術などの診療を積極的に行っており、基礎研究では手術侵襲、創傷治療、急性腹症、癌の集学的治療、個別化治療を中心とした研究を行っている。
このように当教室では将来のacademic surgeonとしての医師育成を目標としている。

吉田 寛

外科学(消化器外科学) /
消化器外科学
大学院教授  吉田 寛

  • 分野 (教室) の概要

    消化器外科では、臨床医学に直結し、先端医療を含めた臨床的および基礎的研究を中心に行っている。外科腫瘍学を基本に、消化器全般(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝、胆、膵、脾)、内視鏡外科的治療・集学的治療を中心とした治療成績向上のための臨床研究および手術侵襲の病態解明を行っている。とくに癌治療においては、集学的治療を目指し、化学療法に対する感受性の研究、テーラーメイド治療の探求、治癒過程における腫瘍増殖因子の役割、消化器癌発生における遺伝子的個体差(遺伝子多型性)の意義、食道・胃癌・大腸癌の遺伝子研究によるバイオマーカーの探索、肝癌発生の分子生物学的解明、膵癌転移機構の解明、などを行っている。

  • 主な研究内容
    • 鏡視下手術(腹腔鏡・胸腔鏡・内視鏡)を用いた低侵襲手術を導入し、基礎的技術習熟のためのトレーニングシステムの構築及びその実践。

    • 低侵襲手術の開発と実践。

    • 重症感染や手術侵襲の病態解明やその治療研究

    • 肝癌および膵癌に対するFNA細胞診断の正診率向上を目的とした、手術標本を用いたFNA細胞診断と分子生物学的手法による腫瘍マーカーの同定および定量による組織診断への応用。

    • 消化器癌に対する化学療法の基礎・臨床研究と集学的・個別化治療法の研究

    • 腸閉塞・腹膜炎など急性腹症に対する臨床研究

    • 消化器癌の発癌機序の分子腫瘍学的解析とその予防・治療への応用

    • 消化器癌の予後、化学療法の効果予測および耐性獲得予測に有用なバイオマーカー探索

    • 消化器悪性腫瘍の病態の解明とその集学的治療法の研究

    • ゲノム医療に関するprecision medicineの研究

  • 臨床 (診療) のご案内

    臨床については、日本医科大学付属の4つの病院を中心に診療・教育・研究活動を行っています。各病院における活動については、以下のリンクより詳細がご覧になれます。