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救急搬送支援システム(M-MOCS)

救急搬送支援システムとは、Medical Mobile Operation Control System の頭文字を取ってM-MOCS(エムモックス)と呼ばれ、救急車が緊急走行する際、信号機制御で交差点を優先的に通過させる「現場急行支援システム」(FAST)と、救急車の救急走行時の通過地点を医療機関に伝える「車両通行管理システム」(MOCS)を統合したシステムで、千葉県警の主導により、当院では、国道464号と296号、県道佐倉印西線の路線約27区間において、全国に先駆けて平成16年3月から導入・運用しています。
システムでは、救急車に光ビーコンとの通信を行う車載装置を搭載し、車両が光ビーコンの下を通過した場合、光ビーコンは車両の個別ID等を受信し、交通管制センターに送信します。交通管制センターは、救急車の出向方向の信号機を優先制御するとともに、救急車の名称、通過時刻、通過位置等を、救急患者が搬送される病院(当院)に送信します。これにより病院(当院)では、救急車の現在位置と時刻を把握することができ、効率的な救急患者の受け入れ準備が可能となります。また、傷病者搬送時間の短縮が図られた他、運転に従事する救急隊員の負担軽減にも効果を発揮しています。
現在、M-MOCSは当院の所在する北総地域の他、平成18年度には千葉県鴨川地区にも導入され、次世代の救急搬送システムのモデルとして、全国の注目を集めています。


参照:千葉県警察ホームページ「新交通システム」より

M-MOCSの構成