膿皮症(のうひしょう)の治療

膿皮症とは

膿皮症は主に細菌の感染で皮膚が化膿してしまう疾患の総称です。
膿皮症は急性膿皮症と慢性膿皮症に分けられます。急性のものには膿痂疹や蜂窩織炎、丹毒、毛包炎などが含まれます。

“おしりや首などに赤いブツブツがたくさんでき、膿が出るときもある。“

→その症状、膿皮症かもしれません。

慢性膿皮症

慢性膿皮症は臀部(おしり)や腋窩(わき)、頭・首などによく発生します。
急に赤く腫れ上がる“おでき”などとは違い、ゆっくりと慢性に細菌感染を繰り返し、時に膿などを出す皮膚疾患です。
皮膚内で炎症反応が長期間持続するため赤くブツブツになり、瘢痕化し硬い皮膚となったり、内部に蜘蛛の巣状に膿の溜まりを作り、膿の出口が瘻孔(皮膚の穴)を形成することもあります。
長期において放置すると希ではありますが、皮膚がん(特に有棘細胞癌)の発生しやすい環境になってしまう事が知られています。慢性膿皮症

病気の原因は?

慢性膿皮症2病気の原因は完全には解明されていませんが、多くの毛穴が閉塞し細菌感染を起こすと考えられており、遺伝的(家族性)に発生する種類も報告されています。
原因菌は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌、大腸菌などが多く、感染の勢いが強くなった場合には皮膚の下に膿の塊を作ってしまうこともあります。

膿皮症の治療

慢性膿皮症の治療には大きく分けて保存的治療(軟膏や内服薬など)で治療する方法と、手術で膿皮症の皮膚を取り除く方法に分けられます。

(1) 保存的治療

早期の軽症なものであれば、局所の清潔を保ち、抗菌薬の内服や抗菌薬軟膏等を使用して治療をすることで改善していく場合もあります。

(2) 手術治療

皮膚を全層で大きく取り除くことが大切です。そのため、範囲が広い場合には皮弁術(皮膚を切って移動させる手術)や皮膚移植を行う必要がある場合があります。長く経過している例では、皮下にトンネルを形成して広がっている場合があり、取り残すと再発してしまう場合があります。極めてまれではありますが、皮膚がんが発生する可能性もあります。
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慢性膿皮症3

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